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楕円1000km

どうもです!
やっぱビールってのはバキバキに冷えた分厚いジョッキに注がれてこそなんだよな。ゴクゴクゴク、ドン!ア゚ーっ!沁みる~!ってね。



タイトル通りですが、Rotorの楕円に変えて1000kmは間違いなく走ったと思うので簡単な感想など。

"楕円 インプレ" とかでググると、年代も走力も様々な人の様々な意見が寄せられています。一応参考として
・(ヒルクライムの)レースに出たり出なかったり
・パワーウェイトレシオは4.3倍くらい
・171cm,53kg 絵に描いたようなモヤシ体型

ざっくり、こういう人間です。
発揮できるパワー(単位:W)の絶対値は明らかに低いですし、スプリントは数秒で燃え尽きます。トルクより回転で走るタイプです。だいたい登り85~95、平坦100回転前後。



以前買っちった記事でも紹介しましたが、RotorのALDHU(アルデュー)50-34で、アームは160mm。従来から10mmも短くしました。
(※クランクの長さの話も混ぜるとクソ駄文をダラダラ連ねそうなので、あくまでも楕円を使った感触に話を絞ります)

Rotor特有の楕円ピーク位置の調整は、とりあえずデフォルトの3/5に設定してました。


で、記念すべきひと踏み目。発進。

"もよ~ん"。うわ何だこれw
踏んだ直後に何か抜けるような感覚。へーこれが楕円か。

…って感じで平坦登りと一通りこなして通算1000km。ざっと感想を挙げると
①ケイデンスは確実に上がる
②回してると案外違和感ない
③変速は不都合なし。ウィーン、カシャン。

①についてはクランク長が関わるので割愛。ただ、使うギア比はおよそ1枚くらい軽めを高回転で回すというスタイルが確率しました。楕円とケイデンス型は相性が良いみたいです。

しかし、②に関しては自分のペダリングに合った調整ができていなかったが故の意見でした。(後述)
この記事を書いた時点での総評としては"楕円っぽい踏み味はあります!"なんですが、話の流れとしてあえて段階を踏みました。ここの話が中心になります。


楕円を使う上でのキモとなるのは、やはり楕円ピーク位置でしょうか。ペダリングの癖も人それぞれで、1番踏む力がかかるタイミングに楕円のピーク(頂点?)がくるよう調整すれば気持ちよく回せるという理屈。

という話を知っておきながら、とりあえずという雑さで3/5の位置に合わせて使ってました。


これだけ見たらちょうど時計の針でいう3時のタイミングで1番トルクがかかる(ペダルを踏む感触が1番重くなる)というわけですが………


平坦にしろ山にしろ、僅かながら"楕円っぽい"感触を実感してました。何か踏み切ったくらいで軽くなるような、ならないような。

ケイデンス上げてもさほど伸びるわけでもなく、まあこんなものかな(効果を過信しすぎてた)くらいで勝手に納得してました。ところが。

ふと思いつきでサドルを後退させてみたついでに、ペダリングを試しで少し変えてみたんですね。踏み下ろすんじゃなくて、前に蹴り出すような感じで。そしたらめちゃくちゃ進むんですよ。
蹴り出す瞬間にクイッとトルクが掛かったあとはスルッと滑らかに抜ける感触。これをリズミカルに繰り返すとまあ走る走る。
あれっ?こういうペダリングが体にも機材的にも適してんのかな?不慣れなペダリングながら快適に走れてしまったので、とりあえずそのまま巡航して帰宅。


風呂から上がって少し考えました。さっきのは一体何だったのか……偶然ドンピシャなポジションが出てしまったにしてはトルクの掛かり方が妙に局所的だったもので、疑わしきは楕円だった。


Rotorの図説を鵜呑みにしていたので、3/5の位置に設定すると3時の位置が1番踏めると思い込んでいたが実際は結構つっかけ気味だった。蹴り出しながら楕円のピークに差し掛かるような感触だったので、ピークをもう少し遅らせるため4/5に設定。

↑1~5段階を0.25刻みで細かく調整することが可能。
とりあえず3.0だと回し始めで足が突っかかっていると判明したので4/5に調整。何となく3.5~3.75が1番良さそうだけど、4.0での試用期間が短いためもう少し様子見。(画像は設定2.0だけども)


うむ、これで踏みやすいタイミングに楕円のピークを持ってこれるはず。
→結果:良好。グルグルと円の接線方向に力をかけて回すというより、ポンポン交互に踏み替えるイメージ。ギア軽めで高回転を意識するとこれは中々良い。

踏むタイミングでちょっと重くなって、そこからスルッと軽く抜ける=楕円のボヨンボヨンした感触がハッキリ伝わってきた。

今までの"何か抜けるような"っていうのは、既に楕円のピークを過ぎはじめたところで踏んでいるので、タイミングが合わずいまいちパワーが伝わりきっていなかったようだ。
それを言うと、"前に蹴り出す"ように回すとしっかりトルク掛かって進んだというのも辻褄が合う。


結果として、楕円と真円の違いは結構わかる(走りやすい)というのが今のぼくの意見。

先にも書いたけど、ペダリングの癖は人それぞれなので楕円が合う合わないは間違いなくあると思います。
ただ、初見でイマイチだからといって切り捨てるのはまだ早い。ぼくのように楕円とペダリングが合っていないのかもしれない(楕円の取り付けを調整できるのは現状Rotorだけのはず。多分)。



自分に合うかわからないクランク周りのパーツ交換で更にお金も手間もかかるので手がつけにくい箇所とは思うけど、お友達に楕円使いがいたら試乗とかで試して見て欲しいです。

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