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【今週の日本酒#21】花邑_純米酒 陸羽田(両関酒造:秋田県)



三が日過ぎたので賀正ムードはおしまいです。


最近鍋を頻繁に食べるようになりました。
出汁は何でもいいんですが、特に白菜と長ねぎ、鶏団子(青しそ入り)が好物です。割とヘルシーなので、食欲をぶつけても心配いりません。
また、日本酒との相性も良いので良いこと尽くしですね。


さて今年一発目の日本酒ですが、年末に買い溜めたストックからいきなり花邑をチョイス。最初からクライマックス。

花邑は博多駅中マイング内にある酒屋に偶然置いてありました。嘘だろと2度見して即買い。


かの有名な十四代の血を引くとかなんとかで、なかなか手に入らないお酒です。
過去半年以内に一応飲んだことはあるんですが…覚えていません。

確か甘旨な感じだったような………………
最初は桜×紫のラベルが綺麗だったので手を出しました。
つまるところジャケ買い。


酒造りの技術にとどまらず、ラベルのデザインさえも十四代(高木酒造)の手がかかっているそうですが…酒造のサイトを見てもそのようないきさつは載っておらず。


だったらごたくはいいので飲むしかありません。

陸羽田(りくうでん)。山形産の酒米。
55%だけど純米酒らしいです。ここは酒造判断なんですかね…


飲んでみると、開けたてはじゅわっとした旨みの陰に甘みというか優しい香りがチラつくような味わい。純米酒にしては優しめだなっていう印象。


ただ、このお酒は1~2晩経ってからが本番でした。
口当たりの酸味感ゼロ。果実とは言わないけど、優しい香りが広がってはしっとり滑らかに喉を抜けていく。開けたての頃にチラチラ顔を覗かせてた香りが本気出してきたような。

美味いです。相当美味いです。ていうかこれ、本当に純米酒か?

今までの日本酒は開栓後に風味が変化することを"角が取れる"って表現することが多かったんですが、これは別物かなと思うくらい味変の落差が大きかったです。ただ、1晩経ってからは落ち着いてきた印象です。

ラベル裏面にも記載されてましたが、ほどほどに冷やして飲むのがベストです。冷蔵庫から出して少し放置したくらいが、冷ややかな透明感と柔らかい香りのいいバランスで美味しく飲めました。




次回予告です。

九州は佐賀と山口(?)が強すぎて福岡は…😅って思ってました。本当にすみませんでした。
でも正直言うと、割といつでも買って飲めるお酒よりも、全国の色んなお酒飲んだ方が面白くないですか?

次回、北のやべーやつか九州のやべーやつのどっちか。

北海道・十勝
福岡・久留米



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