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【今週の日本酒#25】榮光富士_純米大吟醸 闇鳴秋水(冨士酒造:山形県)


久しぶりに来ました。厳選したお気に入りプレイリストの中身が入れ替わる時が。

先日博多で偶然飲んだところあまりにも印象が良かったので、後日初めてお酒をネットで買うということをしました。

日本酒セルフ飲み放というオタク歓喜の店なんですが、基本予約制です。予約のスケジュール次第では延長ができない可能性もあるので、枠には余裕を持たせましょう。名を酒虹といいます。


90分でサクッとのつもりがつい気持ちよくなってしまい、延長をキメました。普通に時間足りんかった……


で、思わず通販で探してまで買ったお酒。
出荷時期をやや過ぎていたようで、一升瓶はどこも品切れ。辛うじて四合瓶をゲットできたわけです。

榮光富士って名前は知ってたけど飲んだことは無かったんですよね。案の定(?)東北のお酒でした。

『榮光富士』の『闇鳴秋水』。
もう字面が超かっこいい。斬魄刀か何か?




飲み口は単純明快というか、誰でもハッキリわかるレベルでパインです🍍🍍🍍🍍🍍

材料は米のはずなのに、どうしてここまで果実感のあるお酒になってしまうのか全く理解が追いつかないのだが…

"目を閉じていても、暗闇の中でも、その旨味が口いっぱいに響き渡る"(くらい鮮烈なお酒)

※秋水:秋頃の清らかに澄んだ水。

純米大吟醸でも具体的には無濾過生原酒。精米歩合は何と38%。

本当に美味しいです。マジで。

隙あらば限定酒。
通年飲ませてくれ。頼む。


先にも言ったけど、のっけからパインのような甘さ寄りの甘酸っぱさ。僕は完全にパインだなと思ったけど、よくよく冷静になって飲んだらバナナのようだとも言える。

開けたては甘酸っぱいのだけど、数日経つとすっかり円く熟れて大変心地の良い甘みになります。
しっとり深みのある甘みと、重くなりすぎずに抜けていく爽やかな余韻。飲み頃は2~3日経ってから。

原酒なのでアルコールが16度と少しありますが、どういうわけか全くアルコールを感じません。甘くて爽やか、綺麗なお水。まことけしからんお酒であります。転がしてみたくても、つい勝手に飲み込んでしまう。

凄い。どうしてこんな美味いしくてスルスル飲めてしまう日本酒が爆誕してしまったのか。
他のお酒も勿論美味しいのだけれど、感動を覚えるほど美味しいのは久しぶりな気がする。



今まで飲んできた中で特に好きなお酒5本選べと言われたら闇鳴秋水は間違いなく選びます。
誰と入れ替わったか、他のお酒は何なのかは伏せますが。

闇鳴秋水。目を閉じてもハッキリと味を覚えました。絶対忘れねえからな。次の秋までのお楽しみ……




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