【今週の日本酒#2】七賢_純米ひやおろし (山梨銘穣株式会社:山梨県)


最近走る目的というかなんと言うか…サイクリングが楽しいってのは勿論だけど、乱れに乱れた食生活を"精算"するために乗ってる感が否めなくなってきました。


今週の日本酒ですが、真面目に1本だけ、なおかつ産地にも触れながら紹介していこうかなと思っております。


タイトル通りだけど、今回は山梨のお酒です。
そろそろ秋のお酒が飲みたいなと思っていたら、こちらを紹介してもらいました。

七賢(しちけん) 純米ひやおろし

すごく素人並の簡単な感想しか言えないんだけど、まろやかで優しい甘みって感じです。
夏酒とか果実系の甘酢っぱ爽やか華やか系の飲みやすさとはまたベクトルが違う飲みやすさといった味わい。ちょっと腰を据えてゆっくり飲みたくなるような感じ。

鯵のみりん干しとか焼き椎茸に醤油を垂らしたりとか、塩っけと香ばしさのある料理に合わせたら美味そう🤤🤤 焼き物いいね。焼き物に合いそうな気がする。個人的な感想。


山梨のお酒ってワインが1番ピンとくるというか日本酒のイメージが……って、富士ヒルの帰りに利用した静岡空港のけしからん一角を思い出した。

磯自慢がぶっちぎりで美味いという記憶しか残ってない…。

見返してみてもやっぱりというか静岡のお酒しかなかった…残念。

甲州ワインとか言ってスーパーによく置いてるくらい山梨はワインの有名な産地で、当然(?)のことながらブドウの生産量が日本一です。他はすももとかさくらんぼ、柿。あとミネラルウォーターの生産量も日本一らしいです。

果物に強い都道府県ですが、煮貝(アワビ)は特産品に至った歴史的エピソードが面白いし普通に美味そう。なんで海無し県でアワビがって…なるほどなあ……


で話を酒に戻してワイン。
海無し県と言うのも、西は赤石山脈、東は関東山地、南は富士山…とどデカい山々に囲まれた盆地となっております。何と県土の8割強が山地で平地はごくわずか。うーん、クライマー大歓喜かな?

そんな盆地が年間を通して降水量が少なく、なおかつ昼夜の気温差が激しい気候がブドウの栽培に適している様子。

ちょろっと風土について挙げたけど山梨がワイン醸造の発祥地とのことで、時は明治に遡り……


ません。
話を日本酒に戻します。ワインも好きだけど。
今回の七賢も僕が全然知らないので初めて飲むお酒なんですが、なんとこちら山梨銘穣株式会社さん、歴史を紐解くと寛永三年にまで遡るらしいです。

寛永……(【寛永 いつ】検索っと)
徳永家光が征夷大将軍になったあたりだそう。1620年代ですので実に300年以上の長い歴史を持つ酒蔵です。すごい。日本史覚えてるわけねーだろ!!

もはや史料館か酒蔵かわからん。


酒片手に郷土学習するの面白すぎなんだ。

水源に恵まれた土地柄もあってか、公式サイトでも水についてめっちゃ推してます。

峡谷とかで森林浴してえなあ~~!!
美味いものの根幹を支えるのは美味い水か…
九州でいうと、南阿蘇の白川水源の茶屋で出された豆腐(醤油)が信じられないくらい美味かった記憶があります。

豆腐単体、その他醤油の味比べ。
爆裂に美味かった。ほんとに。


もしかして山梨県、果物を中心としつつ湧き水も(恐らく)盛りだくさんで交通量の少ない山地も盛りだくさんでグルメライドが捗るのでは…?羨ましい限りだ……

ちなみに山梨銘穣さんは米糀を活用したスキンケアブランドまで立ち上げています。

とまあこんな感じで、ただお酒の紹介をするだけじゃつまらんかなと思って産地の話も混ぜてみたけど…どうやろ…

※すべて受け売りというかその場で調べたことをまとめただけです。元からの知識なんて全くありません。


次どこのお酒が飲めるかは酒屋さんの仕入れ次第だけど、九州のお酒も1回挟みたいかな~?個人的に熊本のお酒が気になってます。花の香、瑞鷹、れいざんあたりをちゃんと飲んでみたいです。


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