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『好き』を基準にしたら、ワクワクする仕事に出会えた|#よりみち奮闘記

皆さん、はじめまして!
MYSH合同会社の和泉 華子(いずみ はなこ)と申します。
2月に転職して、家族を地元の横浜に残し単身南相馬にやってきました。
今回は私の自己紹介と、MYSHと出会って南相馬にやってくる事になったお話をさせていただきたいと思います。

子育てとアルバイトに費やした20代。「楽しい」「好き」を基準にしたら人の繋がりが広がった30代

まずは私の自己紹介をさせていただきます。
神奈川県横浜市出身の40歳。1月までは、大学生になる息子と私の両親の4人で横浜で暮らしていました。
21歳で結婚、22歳で出産、23歳で離婚するというイベント盛りだくさんな20代は、子育てとアルバイトの掛け持ちで怒涛の日々。正直記憶は何年か飛んでいます。

月日が光の速さで過ぎていく中で、ふと「私はこの子に何を残せるのだろうか」と漠然と考えるようになりました。
一緒にいられる時間は限られている。その中で「忙しい」「辛い」顔ばかり息子の記憶に残したくない。「私が楽しんで出来る事を全力で取り組む姿を見せよう」と決め、心が動いたら飛び込むという今の私が出来上がりました。

取り壊し予定の友達宅をアクリル絵の具で塗りたくるイベントに親子で参加

「楽しい」「好き」を基準に心が動いたら飛び込む
これを判断基準にしよう!と決めてからは、ライブ、映画や舞台鑑賞、読書、日本酒barの開拓、神輿会の打ち上げまで。。子育てと仕事の合間に時間を作り好きな事に時間を使うようになりました。

そんななか、31歳になる2014年。友達のSNSでシェアされた「渋谷にお酒が飲めて深夜まで営業している図書室を作ります」という投稿に釘付けに。
「好き」な要素がいっぱい詰まっていて、「こんなところで働いてみたい!」というお店の投稿に、とてもワクワクしたのを今でも覚えています。

すぐにお店のページをフォローし、スタッフ募集の投稿が上がったタイミングで応募しました。
クラウドファンディングで注目されていた事もあり、100名以上の応募があったそうです。
後で聞いた話によると、その中で私が一番で応募したとのこと。当時の話が出ると一番乗りのエピソードを話してくれるので、強く印象に残っていたのだなと思います。

図書室では、メニュー作りから運営改善、イベント企画、SNS…と、仲間達と試行錯誤しながら何でもやりました。
月1回の大掃除兼ミーティング兼飲み会は、いつも終電ギリギリ。たくさん笑って話してたまにケンカする仲間達との日々は、私にとってかけがえのないものになりました。

働いていたのは2年半でしたが、9年経った今でも定期的に集まり、仕事の情報交換をしたり、新しい友達を紹介したり。。繋がりは今でも広がっています。

渋谷「森の図書室」店内
オープニングスタッフのみんなと

30代で入社した企業。「会社にいても本当の情報は見えてこない。外を見に行きなさい」個性を尊重してくれる上司との出会い

35歳の2017年。縁あってFC事業を基盤とした企画会社の新規事業担当として入社。
同世代が社会人デビューしていた時に子育てに明け暮れていた私は、まともな社会人経験もないまま30代になっていたので、この会社で遅咲きの社会人デビューを果たしました。
そこで出会った最初の上司に教えてもらった事が、私の社会人としての働き方のベースになっています。

「会社にいても本当の情報は見えてこない。外を見に行きなさい」

私が上司の言葉で一番印象に残っているものです。
インプットの質をあげる為に現場を見にいく。そこで見たものを考察して企画に落とし込む。それを形にする為に未知の業界にも飛び込む。。これをひたすら繰り返して企画を形にする為に全力で取り組みました。

知らない世界に飛び込んでも、真剣に取り組む人を、人は応援してくれます。このチームにいた期間は、本当にたくさんの方が力を貸してくれました。
一歩踏み出す事は、「自分をしっかり持っていれば怖くない」という事を学んだ期間でもありました。

新規事業でお世話になった企業様とチームメンバー

会社の制度が変わり副業を推奨する環境に。ワクワクする方へ進んだらMYSHに出会えた

入社から1年経った2018年。会社が働き方改革の波に乗り、副業を推奨する環境になりました。
心が動いたら飛び込むスタイルの私は、何をやるかも決めずに申請する事だけを決めて準備をスタート。当時働いていた場所が渋谷にあったのと、日本酒が好きだったのもあり「渋谷 日本酒」で何か面白いものはないかなと検索してみました。
そこで目に止まった「全員副業の女将が運営する日本酒bar」(※注) という、FB投稿を見て問い合わせをしたのがMYSHとの出会いです。
年齢も職種も違う女将たちとの出会いは、持っている知識も働き方も多様で、一緒に働く度にいつも刺激をもらっていました。
私は横浜生まれ横浜育ち。地元から都心へは電車一本で30分程度でつきます。
MYSH Sake barの女将たちに出会うまでは、地方での暮らしをイメージする事も想像する事もありませんでした。
お店では、女将たちの地元のお酒や食材を持ち寄って提供する事もあります。そうしたお酒や食材をストーリーを聞きながら扱ううちに、地方を発信する事の魅力と面白さが私の中でむくむくと大きくなりました。
渋谷・目黒の常設店、神田のイベント出店、コロナ禍のオンライン発信。。MYSH Sake Bar時代も試行錯誤しながら色々な経験をさせてもらい、「私は試行錯誤するのが好きなんだな」と、好きの輪郭がはっきりしてきたのもこの頃からでした。

(※注) MYSH合同会社が運営していた”全員副業の女将が運営する日本酒bar”「MYSH Sake Bar」は、MYSHの事業の一つ。2021年4月に閉店し、現在は営業はしていません。

MYSH Sake bar の店内
MYSH Sake bar 女将時代

人と仕事に疲れてしまい休職した2022年。復帰後すぐの社内公募で、東北行きに手をあげる

本業の方は部署も色々と変わり、台湾事業やスタートアップ支援事業など社内転職の日々。
住む場所が違えば考え方や習慣も変わってくるという事を体感出来たり、誰かの困り事を何とか解決出来ないか?と真剣に取り組みビジネスにしようとしている人たちのお話を聞いたり。。新しい環境を転々としながら、たくさんの人に出会い様々な経験をさせてもらいました。
環境の違いによる暮らしや人、ビジネスについて興味を持つようになった時期です。
新規事業を転々としていた私ですが、2022年の定期異動で、会社の主軸のFC事業を担当する事になり、入社からほとんど関わりのなかった本部の方達と仕事をするようになりました。
今までやってきた事と180度違う守りの事業。
会社にとって必要な事とわかっていても、自分の中で納得感を持てないまま仕事を続けるうちに、少しずつ元気がなくなってしまい、半年ほど経った頃に一度会社をお休みする事になりました。
3ヶ月半の長いお休みを経て、人事の方から「東北でやる新規事業の社内公募に応募してみないか?」というお話をいただき、そこに手を挙げる形で復帰。面接も無事に通り、東北行きの意志を固めました。

よりワクワクする方へ。MYSHへの転職を決意

大学受験のまっただ中の息子を残して、単身で東北に行く事に迷いもありましたが、この会社で少しでもワクワクする方に進みたいという気持ちが勝ち、家族にも相談して決定しました。
東北行きが決定した2022年11月。
久しぶりにMYSH代表の向井さんと食事をする機会がありました。
MYSH の南相馬や奈良での事業の事、地域での取り組み、東京での発信など。
南相馬を拠点に、MYSHチームが試行錯誤しながら取り組んでいる話を色々と聞かせてもらいました。
聞いているうちに、「あれ?私ワクワクしてるぞ。。もしかして私はMYSHでやりたいのではないか?」という思いが大きくなりましたが、異動も社内での調整が終わった直後。
また自分に何が出来るか?も明確にわからない私は、「同じ東北で何か一緒に出来ればいい」「新しい部署で力をつけてお土産が出来たらまたMYSHに関わらせてもらおう」と気持ちを抑えて話を聞いていました。
話の最後に向井さんから、
「こんな面白い事を南相馬でやってるし、これからもっと面白くなる。だから一緒にやろう」
と誘っていただいた時は、本当に嬉しかったです。
私の迷いも全部その場で相談して、食事会が終わる頃にはMYSHへの転職を決めていました。
そこからはあっという間。翌日には社内公募を辞退する連絡を会社に入れ、調整や引き継ぎに2ヶ月ほど時間をもらい2023年の2月にMYSH合同会社に入社させていただきました。

入社日の記念撮影

たくさんの人と出会いたい!知らない場所を見てみたい!そして、出会った人や場所を繋いでいきたい!

2月に入社し南相馬にやってきて、新しい仕事や環境に毎日ワクワクしています。
まだまだ知らない事や出来ない事ばかり。たくさんの人に助けてもらう日々です。
今の私に出来る事は、一生懸命頑張ること。
昨日より少しでも前に進むこと。
ここ南相馬でたくさんの人に出会って、話を聞いて、知らない場所をたくさん見て。。
一つずつ自分のものに、自分の言葉で語れるようにしていきたいなと思います。

最後に。
私に出会ってくれた皆さん。知らない事だらけですが、私の目で見て感じた南相馬をこれから色々発信していきます。ちょっと心が動いたなと思ったら、是非ご連絡ください!
私にこれから出会ってくれる皆さん。知らない事いっぱい教えてください。一生懸命取り組む事が得意です!ワクワクする日常を一緒に作っていきたいです。
何年か先には、私の中の南相馬を、別の場所にいる誰かに発信して繋いでいける人になりたい。
これから私がMYSHで取り組んでいきたい事です。繋がりが大きく広がっていけるように頑張ります!

南相馬に来て初めての地域交流会

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