「15ミニッツ」

源田の毎日映画 35日目。Netflixで年末で配信終了なので鑑賞。ロバートデニーロじゃなかったらマジで見てなかった。

面白かったー。けど面白くなるまでが長くて退屈だった。けどマジで面白かった。
ストーリーがめちゃ面白かった。メディアと法律の理不尽さと無責任さ。よく描いていたと思う。消防士のあのキャラクターめちゃくちゃいい。ちょっと正義感強すぎるやつが悪に屈して歪んでしまう姿が「ダークナイト」のトゥーフェイスみたいで良かった。若干トゥーフェイスにも顔が似てる気がする。前半のロバートデニーロ編。カリスマ刑事とメディアの暴走の裏で凶行を行う二人組。おもんなかったー。おもんなかったけどロバートデニーロの惨殺からの消防士編。めちゃくちゃおもろい。なんかあそこから監督変わったのかってぐらいカメラワークが良かった。個人的にはあの木に括り付けられた強盗のインタビューが面白くて声出して笑ってしまった。クライマックスで坊主が消防士にめちゃくちゃ撃たれたシーンの後に、テレビマンにワンパン入れた後に、警官が「よくやった」という。この一言にこの映画の言いたいことが詰まっている気がする。自分は何一つ手を下さないで金を使って金のために見せかけの正義を振りかざす無責任男。腹立つのり。
坊主と消防士が廃墟でドンパチやるシーンで、坊主の頭から銃、腕にかけて消防士の顔までのワンカット。ありきたりだけどめちゃくちゃ良かった。
ニューヨークの街並みがめちゃくちゃグラセフ3みたいな感じで良かった。絶妙な古臭さ。大好き。

掘り出しもん映画が当たった感覚。途中で見るのやめようかなと思ったけど見て良かった。

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