「コーチカーター」

源田の毎日映画 22日目は本作。いやー、面白かったー。

完成度が高すぎる。実話でスポーツ系の映画という時点で私の期待値はとても低かった。「チアダン」をこの前見たからだろうか。しかしそんなのを吹き飛ばす作品だった。
ストーリーが良い。多少脚色されているとはいえ無駄がないストーリーだった。ジュニアの彼女の子供の話だったりそういう細かい所にもしっかりと脚本が組まれてて脱帽した。コーチの息子がチームにいるっていうのはなかなか面白くて、どう生きてくるのだろうと思ったら特に特別なことは起こらなかった。しかしそれがこの作品のミソであろう。コーチカーターはリッチモンド高校のバスケ部の人生のために頑張ったのだ。決して息子のためだけではない。ただのスポ根映画ではなく(グラセフのような)アメリカンスケールが入ることによってめちゃくちゃ面白い。試合後にナイトプールに行ったり兄が銃殺されたりなど展開が面白い。また高校生ならではのコメディが癖になるので2時間20分飽きずに見ることができた。
カメラワークも素晴らしかった。シュートまでをワンカットで撮ったり、プレイを分かりやすく見せてるので本当にすごいと思った。他のショットは単純だけど下手くそじゃないので見応えがある。
サミュエルLジャクソンは存在感が圧倒的である。なんか引き込まれるというか、声質も目力も良すぎる。つくづく「アベンジャーズ 」のニックフューリーがハマり役だなと思う。
音楽は少し古臭いけどあの映画にはめちゃくちゃピッタリ。店の雰囲気も街の雰囲気もめちゃくちゃグラセフ。好きだけど現実的にはあまり好きではない。女の子もめちゃくちゃ可愛い人がいないのでそこもこの作品のテーマを邪魔しない感じで良い。エロかったはエロかったけど。

テストが今日で終わったのでもう映画を何気兼ねなく見まくることができる。神。

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