「海賊とよばれた男」

源田の毎日映画 28日目。山崎貴監督の作品を鑑賞。あー、早く帰省してゴジラマイナスワン見たいよーーー。

良い映画だった。上質。やはり日本のVFXと戦争映画において山崎貴の右に出るものは存在しないだろう。圧巻のVFX。CG臭さはあるものの迫力がきちんとあるためちゃんと見れる。オープニングの空襲のシーン。物語の本筋とはあまり関係ないものの、つかみとしての役割は100点満点だろう。実話ベースなので物語に難癖をつけるのはナンセンスである。しかしあまり無駄がない脚本だったと思う。奥さんとの離婚も染谷将太の死もちゃんと後々生きてきてクライマックスは不覚にもうるっときてしまった。ただ、ラジオの件はまあ事実として存在する以上仕方ない気もするが、まああのくらいの描き方がちょうど良いのだろう。銀行の融資を得るコツみたいなのを最後のイランの時にちょろっと匂わすくらいはしてもよかった気がする。山崎貴の脚本はドラクエの映画で証明された通りだが、原作もあってかつ戦争モノとなるとちゃんと上手である。
カメラワークも上手。普通の日常のシーンは落ち着いた動きで、船のシーンや全身全体を撮る時は斜め45度くらいからの空撮ショットで、飽きることなく映画を見ることができた。個人的にはやはり日承丸の全体のショットがテンションが上がった。あと海の景色がいちいち綺麗だし、焼け野原になった日本の悲惨さを物語の邪魔にならないように重すぎずに描くのが良い。あと沈没船のショットも良かった。
岡田准一。流石。この頃からジャニーズには勿体無い逸材である。染谷将太の絶妙なバイプレイヤー感も良い。あとピエール瀧本人のキャラクターに対して役が小物過ぎた。びっくり。鈴木亮平も綾瀬はるかもベテランベテラン。

ほんとにゴジラマイナスワンが見た過ぎてたまらない。早く帰省したいよー。

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