「犯罪都市」

源田の毎日映画 14日目は韓国映画。マドンソクは中学の時の体育教師に似てる。

ストーリーが面白過ぎる。もともと「龍が如く」とか日芸の先輩藤井道人監督の「ヤクザと家族」などのヤクザ系が割と好きなので結構好みのタイプの映画だった。主人公のキャラクターとチェンのキャラクターがめちゃくちゃ良過ぎる。スパイダーマン的な面白い小言を言いながら戦うキャラクターは大好き。ところどころ笑えるシーンがあるけど、ヤクザ映画らしく怖いところはちゃんと怖い。この緩急が良い。そこでチェンのキャラクターが光る。落ち着いた雰囲気と顔で淡々とエグいことをする。その対比となっている金属バットの小林みたいな奴がただの対比ではなくストーリーの大事なキーマンになってる作りもすごい良い。後半になるにかけて段々と感情をむき出しにしていく中、あの中華料理店のシーンは素晴らしかった。最後のマドンソクとの戦闘も見応えあり過ぎ。びっくり。
個人的に無駄なシーンが一切ない映画が大好きなのでこの映画はキャラクター一人一人がしっかりと立っていて無駄がなく素晴らしかった。ただ店の女は流石に不憫すぎて辛かった。こういう映画にありがちなのは段々と観客の目が慣れてきて、敵雑魚が死んでいくのを見ても何も感じなくなっていくことがあるが、この映画は結構リアルでまあまあグロい殺しを定期的に挟むのでやっぱり殺しはグロいってのを忘れずに映画を見れる。
カメラワークが韓国映画らしくしっかり上手かった。特にチェンを裏切ったやつが自分で垂れ込んでチェンをはめた中華料理店の窓を見つめてその窓からチェンが割って出てくるシーンがすごい良かった。思わず3度見してしまった。とんでもなく良かった。あと長回しがすごい上手い。ほんとに敵わん。

2もダウンロードしたのでいつか見ようと思う。今夜は友達の面接練習があるので映画を見れるか分からないが次もいい映画に出会いたい。

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