「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

源田の毎日映画 19日目。ものすごく綺麗な映画。DVD買おうかな。

いやー良い映画。心が洗われた。ダークな映画が好きだけどたまにはこういう映画も良いね。感動した。
ストーリーが緩急があってこう言う映画の割には飽きずに見れる。1秒も無駄のない映画が好きなのでこのストーリーは良かった。一人一人ちゃんとキャラクターが立っていた。結局家族の温かさを伝える話だった。家族とあんま仲良くない私にとってこういう映画は結構刺さる。主人公オスカーのあのキャラクターは9歳という微妙な精神年齢の子供をうまく体現していたと思う。その上オスカーはパニック障害と自傷癖を持っているという結構ビックリマン。母親とうまく分かり合えることができず、間借り人(おじいちゃん)とも上手く付き合うことができない。9歳は素直だけどウソをつき始める時期なのでこういうのはある意味自然だ。鍵が見つかってからの怒涛の展開はすごい良かった。今までの全てが繋がっていく感じ。涙出るて。結局鍵穴の中身は明かされずに終わるがそれで良かった。結局父は鍵なんてどうでも良く、オスカーが勇気を持って成長していくことが目的だったからだ。ブランコを漕いでる少年の映像であんな感動するとは思わなかった。
サンドラブロック良すぎないか。正直一流風の二流女優というイメージがあったが、普通に一流だ。すごい。おじいちゃんも。喋れないキャラって一見演技が簡単そうだけどめちゃくちゃ難しい。埼玉の友人と見た「イノセンツ」という映画にも自閉症の女の子が登場したが、言葉を発しないからかそのキャラクターの感情の読みとり用が多様で奥深い。サンドラブロックもおじいちゃんも表情で見せる演技がうますぎる。逆にトムハンクスは声で見せる演技がいい。穏やかなキャラクターと留守電での緊迫した声の感じのギャップが良い。6番目の留守電。あんなの泣けるて。勘弁勘弁。
映像自体もすごく良い。ニューヨークの景色がすごい綺麗に描けている。時々挟まれる交差点を渡るオスカーを見下ろすような高いところからのカット。天国の父目線なのだろうか。おしゃれ。全体的にカット割りがうますぎる。オスカーの精神状態があまり良くないシーンはオスカーの全体を写し(黒人女の元夫に会いにいくシーンとか)、感情が劇的に動くシーンは表情を見せるようにドアップの顔のカット。良いねえ。

テスト期間呪いたい。映画見てる時もテストの不安がちらつく。勉強しなきゃ。

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