「決算!忠臣蔵」

源田の毎日映画 7日目は時代劇映画だ。あまり時代劇映画を見たこともなければ日本史も真面目にやってこなかった私には向いていないかなーとおもったが、普通に面白かった!

俳優陣が豪華すぎる。堤真一、阿部サダヲ、滝藤賢一などなど実力派俳優もいれば、岡村隆史や西川きよしなどのお笑い芸人や、笹野高史や私はあまり好きではないマサオくんに似てる荒川良々など名脇役、濱田岳や鈴木福などの若目の俳優など豪華だった。なかでも関ジャニの横山裕が良かった。かっこいいしあの中で演技が一番うまかった。荒川良々の大声出すのは普通にウザかったし、他の俳優も演技臭かったけど横山裕だけは地のかっこよさと演技力が一際光っていた。今は亡き竹内結子や石原さとみなど女優人が良かった。
前半の演出はめちゃくどいし安っぽくて酷かった。カメラワークとかは良い方なのに、このシーンだけ現場にプロがいなかったのかってくらい酷いシーンが何個かあった。しかし岡村隆史が死んでからはとても面白かった。特に討ち入りのシュミレーションのシーン。現実とシュミレーションを行き来する感じがおしゃれで面白かった。右下の残金表示がくるくると回ってどんどんと減ったり増えたりするのが面白かったし、メタ演出も良かった。
何個か笑えるシーンがあったものの、やはり前半が悔やまれる。個人的かもしれないが話がすっと入ってこない感じがして、途中は少し飽きていた。後半からは面白かったのに。
竹内結子の奥さんの件がテキトーすぎやしないか。もっと家族要素を入れても良いと思うし、こんな別れ方あっさりなんとか思ってしまったし、「もう会えないかと思ってえ」の伏線(?)が浅過ぎた。もうちょっとなんかこうあっただろう。
クライマックス。討ち入りのシーンは敢えて描かずに、石原さとみのナレーションで淡々と説明していくのは良かった。この映画のミソは忠義のための討ち入りがどうとかではなく、決算の話なのでこれはすごい良い終わり方だと思った。蕎麦屋のシーンからそのままエンドロールに入るのもすごい良い。決してコメディ映画の型を崩さずに終わる良い終わり方だった。

忠臣蔵の本編がいまいちよく知らないので今度読んでみようと思った。あまり期待してなかったためか普通に面白かったので良かった。

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