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世界の温度をちょっとあげてみる

嬉しかったこと。

4つ上の兄が結婚して
もうすぐ2年が経つらしい。

ごく普通の兄妹の関係で
特別仲が良いわけでもないが、
4年先の人生を歩む兄は
たくさんの道標を残してくれた。

3年前、
兄に彼女がいると聞いた時は衝撃的だった。

間違っても好きな人の話なんてしないし、
女性の影を感じたことも一度もなかった。

実家に彼女を連れてくると
母から伝え聞いてからは、
同棲、入籍、結婚式まで
あっという間だった。

女兄弟のいない私にとって、
兄と同い年の奥さんは、
念願の女兄弟でありお姉ちゃんだ。
もう飛び上がるくらい嬉しかった。

でもこう、
2年たった今じわじわと感じる幸せは
違うところにある。

兄が奥さんと結婚したことで、
私にお姉ちゃんができただけではない。
父母には娘が増えたし、
兄には弟ができた。
奥さんには私と言う妹ができた。

じわじわも家族が増えたんだという
実感が押し寄せてくる。

血が繋がっているとか、苗字が同じとか
そんなことじゃなくて、
大切に想う人がどんどん増えていく、
鎖のように繋がって、また繋がって。

思ったよりも世界は繋がっていたり、
暖かったりするみたいだ。

繋がる理由は家族だけじゃない。
大切に想う人、
大切にしたい人は
自分で増やせる。

世界の温度は自分であげることができる。
そしてその温度は伝わる。

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