深夜便−1−

最近夜が眠れない。
ストレスというやつか。

人材業界と呼ばれる業界に就職した。お客さんは人事で人事のターゲットは求職者である。

働くとはなんだろうか。
もっと言えば「雇用される」とはなんだろうか。

ネパールで仕事を求める人々を見た。
仕事に就けて、目を輝かせて働く人を見た。
働かなくとも飢えることはない生活をしている人たちだけれど、
働くことに喜びを感じているように見えた。

飲んだくれだったおじさんが目を輝かせて畑で草刈りをしていた。
賃金以上に働いていた。
誰が見ていなくても一生懸命に働いていた。

一生懸命に働く人は素晴らしい。
でも、働くことで得ているものって多すぎないか。
労働者の権利。わかる。大切だ。奴隷ではいけない。

でもなんだか、経営者は孤独じゃないか。
雇用を生み出し、
従業員と社会との接点を生み出し、
自身も働く経営者は、ちゃんと守られているか?

こんな情勢でも新人研修という投資を受け続け、
給料ももらっている。

社会に出たら誰も守ってくれないと聞いていたが、
私は雇用に守られている。

優良企業がすぎるのか。


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