いまさら壺おじさんが登るゲームを始めた。俺は……向上する。

 信じられないほどタイミングが遅いがゲッティングオーバーイットを買った。韓国かそのあたりの配信者がものすごい落ちて狂う配信を見てめちゃくちゃ笑ったのを覚えている。

 なぜ今更やり始めたのかと言えば……分からない。ブイツーバーとかいう声優くずれの社会をナメきった馬鹿女どもがこぞってプレイしてクリアしていた(ただなんとなく口を悪くしてみたかっただけなので、僕はVTuberが嫌いでもないしとくべつ男に比べてめちゃくちゃ女が嫌いというわけではないし、むしろ嫌いなのは社会だ)のに自分がクリアしていないのがいまさら急に恥ずかしくなったから……か?APEXのエイム向上にもしかしたらヒントを与えてくれるからかもしれないからか。単純に技能知というものを得て自分を向上させたかったからなのか。たぶん……全部かな?

 買って2時間ほどプレイしたがかなり発見があった。まず、このゲームはちゃんと難しい。割とアクションなゲームを良くプレイするし、座布団ほどじゃないとはいえデカめのマウスパッドを敷いてプレイしている(繊細なマウス操作が必要なゲームをするなら高いゲーミングマウスを買うよりもまずクソでかいマウスパッドを買う方が絶対に優先であるということをゲームしない人はあんまり知らない。そして、その次にクソでかくて安定したテーブルが大事だ。強いマシン、良いモニタ、それなりのヘッドホンは大事だけど……マウスってそんなに重要か?)から感度下げてプレイすれば案外余裕なのでは……と思ったが甘かった。ハンマーの挙動が……分からん!!!ハンマーが無駄に長く……崖でつっかえる!!ポインタが……中央に寄らない!!!ゆっくり地面に座ることすら……割とミスる!!!落ちるとき……ポインタが上に寄るから崖を掴めん!!

 そして、信じられないくらい肩が凝る。Kovaak(エイムを練習するソフト。FPSやる人はやってたりやってなかったりするらしい)くらい肩が凝る。Kovaakはやってて全然楽しくないがこっちはまだ楽しいのが救いだ。APEXとかやってて肩が凝ったことなかったので自分が如何に正確なマウス操作をしようとしていなかったのかが分かった。自分は肩こりがすることなんてほとんどなかった人間なのでここがプレイの支障になるポイントだとは思ってなかった。(ペンタブを使ってプレイすると楽という話を聞いたことはあるが、本当にそうだとしてもペンタブを使うことはない。APEXにおいてコントローラーでプレイするとエイムアシストが強いといくら言われても僕がキーボードでプレイするのと同じくらい自明だ。コントローラーでFPSやろうなんて考えるのは馬鹿と貧乏人と女だけだ。それはコントローラーでプレイするプロがいくらいようが自明だ。マウスが優れた入力デバイスだ。一生な。ところで最近は「マウス(あるいはキーボード)/コントローラー」って言い分けるのではなく「キーマウ/PAD」って呼び分ける文化がたぶんクソガキどもの間で存在すると思う(APEXが流行ってるせいだろう)のだがマジでキショいなと思っている)

 さらに、自分のマウスの操作の癖に気づくことができた。自分はよっぽどでなければマウスを内向きに傾けた状態でプレイしている。時計で言えば11時方向くらいかな?その状態で真下にマウスを滑らせてジャンプしようと思うと……真下ではなく横方向のベクトルが入ったジャンプになってしまう。(ジャンプの操作で特に気づきやすいが、ゲームの最初はマウスを回転させる動作が多く気付けなかった)当たり前だがマウスを傾けた状態でマウスを真下に下げても入力は真下にはならない。このゲームでそれに気付いたということは他のゲームでも同じようなことをやっている可能性がぜんぜんある。APEXとかだとむしろ傾けてる状態のエイムに慣れてしまってる気がするが、咄嗟にフリックしたときに思ったように操作できていなかったのかもしれない。ピッシリ前にマウスを傾けてプレイし続けるか、もしくは傾きを考慮した操作を心掛ける必要がある。それは状況に応じて使い分けてもいいかもしれない。そして、マウスは前後左右に滑らせるだけではなく、プラスして左右に傾きを入れながらドリフトさせるようにという操作することもできるという気付きも得た。それは使える状況はそう多くはないだろうが。

 とりあえず気付かされたことの最後として……このゲームは嘘じゃなく本当にイラつく。「このゲームは難しくてイライラする」なんてそんなことは誰でも知ってる。だからこそ、事前に知ってたのに操作が難しくてイラつくなんてことはないと思っていた。実際、最初はちょっとミスった程度で全然イラつくことはなかったのだが……このゲームはちょっとミスるたびに「くぅ~~残念でした!!イラついてますよねえ!!!」とかナレーションを入れてきたり、馬鹿みてえな格言をいくつも引用してきたり、先に挙げた韓国の配信者のリスナーが煽るために配信に差し込んできてたみたいな音楽を配信してもないのに流してきたり、散々だ。意外とそういうふうに煽られてしまうと馬鹿なのでほんとうにイライラしているかのように感じてしまう。設定でこいつの口を塞げるのでやってしまいたいが風情が失われるのが嫌だなあ。

 以上、そんな感じだ。やってみなきゃ分からなかった細かい気付きは他にもたくさんあったと思う。やったことがないやつがいたらやってみたらどうだ?ひとつだけ言えるとすれば、やったことがないならこのゲームについて一切語らないことだなこのヒトの動画しか見ることができねえ顔面FAKEまみれのチンポ存在が!!!!

 何事も、できないよりできた方がよい。僕はとりあえずそう信じている。ゲームでもなんでもだ。何かを知っている、何かができるということが、他の何かのヒントに必ずなる。人はいきなりポケモンみたいに進化するんじゃなくて、例えば最近steam版が出たクッキークリッカーのおかげでrevokeという単語の意味を覚えたとか、そういうほんの少しだけの進歩をめちゃくちゃ積み重ねて変わる。僕はこのゲームを必ずクリアして、そして次のゲームに新たに手を出す。そうして変わる。お前も変わってみたかったら、DbDっていう糞ゲー(さいきん勝ち確ケバブしたらめちゃくちゃ怒ってきたやつがいて、なんだかんだで最終的に仲良くなった)があるから一緒にやりはじめてみないかい?あと、Factorioは絶対にやったほうがいいぜ。保証するよ。仕事なんか辞めちゃって、楽しもうぜ?

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