無関心

美容師の義妹に髪を切ってもらった。割と良い出来だったらしく、義妹は写真を撮りまくり、今後の参考にするようだった。私もよい感じになったと喜んでいる。

仕事から家に帰り、義妹に「ヘアスタイル、何か言われた?」と聞かれた。そういえば、誰にも「髪切ったね」と言われなかった。「何も言われなかった」と答えると、「そういう雑談はしないの?」と聞かれた。

そういえば、しない。するとしても、髪を切ったことに対する反応などはない。それぞれにしたい雑談をしている感じだ。

「韓国語の教室に行くと、先生が『髪切りましたね』と言ってくれるよ。女子会の友だち(前に同僚だった女性)もたまにばったり会うと言ってくれる。私に関心がある人は言ってくれる」と言い、気づいた。

そうか、私の職場の人たちは皆、私に関心がないのだ。関心があるのは雑談を、話したいことを聞いてくれる人なのだ。言ってみれば、ロボットでも良いのだ。話を聞いてくれるのなら。

それなら、そういう人に対して、色々と悶々と考える必要はないだろう。色々と考えるべきなのは、私に関心を持ってくれる人だ。

世の中は本当にシンプルだ。なのに、複雑に不要なことに神経を注ぐ傾向がある。目に見えていることを素直に行動に移せばいいのだ。例えば、ペットなどは自分のことを大切にしてくれる飼い主を一番に大好きになる。それと同じ。もっと、本能を研ぎ澄ませて、自分のメリットになることとメリットにならないことを上手に読み解かなければいけない。

良いことを学んだ。

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