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土用の丑の日、何故うなぎ?

皆さんは、土用の丑の日にはうなぎを食べる習慣がありますか?それとも、そういう習慣は守ったほうがいい、と思っていますか?
筆者のサイトの読者なら、たぶん「土用って年に四回あるよね。何も夏に限った話ではないのに」と思われることでしょう。

この習慣は、江戸中期に、異才の人として名を馳せた平賀源内が作ったとされています。

何でも、真夏の暑いさかりに、やや味のくどいうなぎが売れなくて困っていたうなぎ屋さんの為に、平賀源内が「本日丑の日」と、貼り紙をするよう、提案しました。
そこから、そのうなぎ屋が大繁盛し、周りのうなぎ屋もこれを真似したことで、この風習が現代まで続くようになったということです。

日本ではもともと、夏土用の期間は夏バテで体力が落ちやすいので、「う」のつく食べ物、つまり、梅干し、瓜、うどんなどを食べる習慣があったそうで、これにうなぎが加わったわけです。

今までにない、「本日、丑の日」という貼り紙があると、「何だろう」とよく意味も分からないままに、足を止めてしまう通行人もあるでしょう。
一人が足を止めると、我も我もと足を止めて「なんか美味い物でもあるの?」と行列が出来てしまうのは、容易に想像できます。
何もなくても、一人が立ち止まって何か眺めてると、何となく行列が出来てしまいそうです(笑)。

要するに、七月の土用の丑の日にうなぎを食べることには、何の根拠もないわけですよ。
平賀源内のコピーにひっかかっているだけです。

土用は季節の変わり目で、体調に変化が出やすい、それに連れて、持病がある人は要注意、というのは分かります。

「丑」という十二支にも、半分ほど土性が混じっていますから、あながち見当外れでもない。
これぐらいの誤解は、別にひっかかっても構わないかな、という気もします。

今回ついでに、平賀源内の肖像画ってやつを検索してみたら、なんだかあんまり、人相が良くないんですね。
300年近くも前の人で、干支を調べて命式を確認するのが大変なので、人相書きしか見ていませんが、けっこう特徴のある顔をしています。

平賀源内

額の両側が抜け上がっており、これは専門性に長けた相ではありますが、あまり額が広くないので、頭が良いとまでは言えなそうです。
眉が濃いので、手先が器用で技芸に秀でています。
しかし、これ以上濃いと、決断力の無さを現します。

鼻がちょっと目立ちすぎで、これはいわゆるユダヤ鼻ってやつに近いかな?
どちらかというと、物質的な欲が強く、金銭面で問題が出そうな感じ。その割にあまり小鼻が張ってないので、生活力はさほど強くない。

アゴがしゃくれているので、思ったことはどんどん実行に移すし、割と出しゃばりでもある。しかしエラがあまり張っていない為、根気と粘りが足りず、実益が出るまではいかなそうな気がします。
口からアゴの部分は晩年運なので、晩年運に力が足りません。

耳が比較的に顔の上部についており、耳全体でも上部が尖っているので、情報が早い。また内郭が突き出ているので、我が強く頑固で、自分の考えを曲げない性格です。

一番気になるのは眼差しで、何か遠くを見てる感じというか、やや邪気さえ感じる。
写真ではなく肖像画なので想像の域を出ませんが、現状に不満を持っているのではないか、と思えます。この肖像画は、全体に顔つきが険しい感じがします。

マガジンで配信している、九天九地に出て来る水野南北の肖像画も相当に悪相ですが、エラが張ってて何となく、どっしりした底力を感じさせますよね。
肖像画作者の描き込んだ全体的な印象って、意外と馬鹿にできない気がします。

やっぱりエラって大事ですね。ご近所の国で、整形でエラを削るのが流行ってる、という話を聞きますが、そんなことしたら、運勢は真っ逆さまに下降線です。
日本人はそんなの、真似してはいけませんよ。

という、変な結論になってしまいました。それでは。

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