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必ずわかる、本当の気学~気学で開運ってホント?~

気学で開運ってホント?

世の中には、気学というものがあります。
吉方位へ行くと良いことがあり、凶方位へ行くと悪いことが起こる。だから吉方位だけを使おう。
ホントに、これで簡単に開運できたらいいですよねー。毎月、吉方位にお水取りに行ったり、家のあちこちに、方位にあったグッズを置くだけで、運勢が良くなるなら。

筆者のサイトによく来られる方で、しょっちゅうお水取りに行っておられる方は、たぶん少ないと思いますが、気学で開運できるというのは、大筋ではホントです。

でも人間の運命って、そんな簡単なものでしょうか?
方位が悪いからと、あっち行ってこっち行って、少し遠回りしただけで運勢が変わるとか、そんなことはありません。
人それぞれ、器に応じた運勢、というものがありますから、そんなイージーに、運勢が良くなるわけはありません。
その証拠に、全然方位を見ないで動いている方も、けっこうそれなりに、無事に暮らしていますよね。
まあ、人それぞれ、いろんなことはあるでしょうが、気学の教科書に書いてある通りに、本命殺に引っ越したら、何年以内に死ぬ、とか、そういうことはまずありません。

こんな気学は…???

でも、気学と言えども、運命学で一定の研究がされてノウハウが出来ているものですから、ちゃんと基本を抑えれば、それなりの結果は出ます。
ただ昨今は、その基本が崩れてしまっているようです。

「引っ越しなんて出来ません」
「じゃ、旅行でいいよ」
「遠方の旅行になんか行けません」
「じゃあ、日帰りのお水取りでいいよ」
「その日は都合がつきません」
「じゃあ、家の吉方位に何かグッズ置いたら?」
「家のその場所はお風呂場です」
「じゃあ、風水シール貼っとけばいいよ」
「それならできます」
「でも、来年の年一回の大吉方のチャンスには、ツアー組んで旅行に行きましょうねー」

ここで、気学ツアーなる商売が出来上がるわけです。
筆者は40年以上もこの世界を見てきてますが、こんな具合に、気学はだんだんイージーに、と言って悪ければ、とっつきやすくなってきただけ、のような気もします。
確かに気学は、運命学の中では超簡単な部類です。
しかし、重要なポイントを抑えないと、生兵法は怪我の元、ということになってしまいます。

それでは、どうしたら、基本をはずさない、気学の王道を実践できるのでしょうか。以下の三つが重要ポイントです。

気学の三大柱

1、吉方移転
2、吉家相の家に住む
3、順運で動き、逆運では動かない


1、吉方移転

一番目の吉方移転は分かりますね。
これには、その場その場で巡ってくる九星との相性だけでなく、先天的な相性というものがあります。

先天的な相性を見るには、先天定位盤と後天定位盤の二つがあります。
普通、後天盤しか見ない人が多いですが、先天盤と後天盤は表裏一体です。
後天定位盤も年月の九星盤も吉方位の筈なのに、どうも思わしくない、という場合、思いがけず先天盤の影響が出ている場合があります。

これは、自動的に出した相生・相剋の〇×式だけでは、分かりません。人によって、吉凶の度合いが違うからです。

筆者のサイトの「タオの風水暦」を利用なさっていた方は、毎月の点数が、本命星によって、かなり落差があるのをご存じですよね。
そこに月命星を加味すると、もっと違います。

いちばん、吉凶の点数差が大きいのが五黄土星で、小さいのが三碧木星と四緑木星です。
この理由は、各本命星の解説で述べます。

2、吉家相の家に住む

移動の方位を観るのと、家相を観るのは、ほとんど同じことです。
区切りかたが多少違いますが、自分の居所を中心として、各方位の吉凶を判断する、という意味では同じです。元々の気学の教科書では、引っ越しの吉凶と家相判断は同列で、同じぐらい重要とされています。

なぜなら、引っ越し方位の吉凶を見るのは、吉相の家に縁ができるようにする為、だからです。
その為、実際に移転する日だけでなく、家を探し始める時期も、吉方位になるように調整します。家探しが長期間になるので無理な場合は、吉方位でなくとも凶方ではないようにします。

3、順運で動き、逆運では動かない

意味が分からない方がいらっしゃるかもしれませんが、これは「動きどきを見る」ということです。
運勢が良くて上り坂の時は、引っ越しもスムーズに行きます。
反対に、運気が停滞気味の時には、良い家に引っ越したいと思っても、何かと支障が出て、思うように運ばない場合が多いものです。

家を新築される方はだいたい、何時建てたら良いか、を気にされる方が多いですが、やはり購入の場合は注意したほうが賢明です。
簡単に言うと、運勢の流れに逆らわない。
流れに乗っている時にはどんどん進み、逆流が来ている時には無理せず、じっと地力を溜めたほうが得策、ということです。

移動運とは

これが、異動に関わる気学の三大柱ですが、吉方位だろうが何だろうが、誰でも引っ越したほうが良いとは限りません。
鑑定をしているとたまに、吉方移転をしたいので、できるだけ多く、引っ越しのチャンスを知りたい。最低でも年に二回は引っ越ししたい、という方があります。
どこかで、浅い気学を聞きかじってこられたのかもしれませんが、これは間違いです。
人間には移動運というものがあり、また太極というものが根付かなければ、吉方移転も何もあったものではありません。吉方移転したら、最低でも四年は暮らさないと、吉方移転の甲斐がありません。

また、こういう吉方移転が通用するのは、ある程度、移動運のある方だけです。生涯にわたり、数年ごとに何度も引っ越しする方もあれば、一生、産まれた家で暮らす方もあります。

どちらが良い、という訳ではありませんが、引っ越しによってグレードアップできる方は、移動運のある方です。
一生、生家で暮らす方の中にも、ずっと生家に居て良い場合と、本当は生家から離れたほうが、自分らしさが発揮できる、という場合の両方があります。

同じように、引っ越しの多い方が移動運がある、とは限りません。あまり動かないほうが良いのに、動いてしまうのは、それは流転運とか放浪癖と言います。

移動運のある無しは、四柱推命その他、精密な鑑定の出来る占術で見なければなりませんが、自分で簡単に調べる方法があります。

簡単に、自分で移動運を観る方法

姓名判断で、名前の各部の画数を出して下さい。
解説サイトがいくらでもありますので、人格、総格、外格など、簡単に分かる筈です。
そのどこかに15画があれば、移動運があります。15画は移動運です。

もう一つは、アゴの形を観る方法です。
アゴが、花王石鹸のマークのようにしゃくれていれば、移動運があります。アゴは不動産運を現します。

今はあくまでも形の話をしているので、歪みや傷やシミがあれば、また意味が変わってきます。
移動運の基本は、いちおうそんなところです。

気学の基本と重要ポイントでした。

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