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合奏・曲作り・演出

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音質の揃え方、合奏練習、曲作りや演出についてのメモ
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#合奏のコツ

絃の呼吸法。

絃の呼吸法。特に他の楽器と合わせるときにここ大事。(2020.06.06 修正更新) 「息を合わせる」ということはどういうことなのか。 絃も腹式呼吸しよう当時のメモ記事によれば、この日は、「呼吸の感覚を意識するように」と、ゐ先生の指導の下、実際に箏弾きだけで腹式呼吸を練習しました。腹式、脇腹とか変なところが痛くなってツラい。 (当日のメモ記事で肝心な部分を書いていないのですけど。「フレーズのまとまり感を作る」ということ、この日にゐ先生が説明していたのは、 「メロディだけで

掛け合い と 受け渡し

曲中でよくあるのが「元々ひとつだったフレーズを、複数パートに分割する」という、作者の遊び()。 読譜の時にそれに気がつかないと、演奏しても元の形に戻せなくてなんか中途半端でまとまらない、ということに。 1.よくあるパターン「たら+たら」たぶん一番短い掛け合いの形は「2音まとまり」の連続。音の組み合わせはいろいろあるけど。 例。 これに気がついた場合、とるべき練習は楽譜の「歌い合わせ」。 * この形、「たら(ら)+たら(ら)」で出てくることも多いです。 本来の元の形は

メロディの作り方。「楽器で歌え」とは?

楽器演奏時に、「もっと ” 歌 え ”」とよく言われたのですが。「楽器で歌え」と言われてもね? と困りました。(私は歌は得意ではない音痴人間 フレーズを歌う必勝法まとめました(2023.10.27 改稿) ① 歌う準備 ~インプット作業「読譜」と アウトプット前提の必要事項~ここは机の上でできる作業。 楽譜を読む、曲を聴く。そして、フレーズを分解する。最小単位に区切って → 組み合わせとしての塊を作る。 楽譜を読解する。とはインプット作業 = メロディに含まれるパーツを

全体の音量の調整。パーセンテージの感覚

音量を意識するって、変化をつけたい場面で頑張るために意識することの方が多いかもしれません。 だけど、「頑張らないと変化がつかない」のは、=「変化するためのベースが作れていないから」でもありまして。 パターン1、パートが増える場面曲中で「もっとクレシェンドで音量上げて!みんな頑張って!」となるとき、実は、頑張らなくてはいけないのはクレシェンドではなく、それ以前の場所。って意識したことありますか。 曲によっては、次の展開へつなげるために、パートが増えていくけど・音量小さめでキ

「余韻」と視覚の優位性について

「余韻を大事にして」といわれること、あると思います。 ソロの後とか、章が変わるとき、はたまた曲の終わり方など。 余韻、とは何だろう。そして、それを「作る」とは。 聴く人の「楽しむ」ための時間3年目くらいから、段々と、技術的な指導の他に、音、音楽というものについて、OBさんから教わることがありました。特に、「人を楽しませる = 飽きさせない・冷めさせない」ための、気をつけるべきポイントをいくつか。 その中で、余裕がない状態の奏者が特に気をつけるべきことは、「間」と「余韻」、

合奏の整理整頓

大合奏、人数が増えれば増えるほど、合奏になると、全員が頑張ってしまった結果、ゴチャゴチャして困ることがすごく多いかも。曲リーダー・パートリーダーさんは、そういうとき、どうしていくのがいいかな。 ★ 役割別に整理理想は、「メロディ+伴奏」の二層になって聞こえること。 ■ メインパート しっかり聞こえるように、「前に出る」感じで演奏してもらう。 ■ 伴奏パート (1)メインパートの邪魔をしないように、 (2) 伴奏同士でそろえるように。 +αとして (3) メインパートを引