お悩み相談:俺、会社を辞めたい。その後スイスを旅したい。りこぴんならどうする?

今朝、スマホの画面をチェックすると
ある後輩の男友達(20代前半)から1通のLINEが届いていた。

私は彼から半年くらい前に「会社を辞めたい」と相談を受けていた。

その時の彼は沸騰寸前で、もう我慢ならねぇ!という感じだった。彼は溜めていた不満を1つずつ打ち明けてくれた。そっかそっかと私は聞いた。

ひととおり話し終えた後、少しスッキリしたのか「まあ、とりあえず様子見で…」と結論付けた。

彼の中で「もうここにはいたくない」という気持ちが95%くらいに達していたが、「何かが変わるかもしれない」という5%の希望に賭けてみることにしたようだった。

そして半年経った今。彼は5%の希望は失望であったと判断したようだった。もうここにはいたくないという気持ちが100%に到達した彼は、3月に職場を離れることを決意したらしい。

そして今の彼には、やりたいことがあるようだ。

彼はこのメッセージの後にスイスの写真を送ってきた。青空の下に広がる青々とした大地はハイジに登場する景色の実写版そのものだった。

画面を見ているだけでも、「くちぶっえはなぜ〜♪」というあの音楽が流れてきそうなくらいハイジだった。

いいじゃないかと思った私は「行ってきたら」と返信した。


送られてきたスイス




彼はどれくらいのお金がかかるか、いつ行くかで躊躇しているようだった。心から行きたいけど、現実的なことを考えるとどうしようかなという感じだった。

彼が本当に職場を離れ、スイスに行くのかは分からないけど、私は彼の決断がどんなものであれ、いつなんどきも応援したいと思う。



さて、ここからは「私が彼と入れ替わったらどうするか?」ということを妄想しながら、私の持論を交えて書いてみようと思う。

毎度ながら、あくまでも私の意見なので、1つのサンプルだと思って読んでくれると嬉しい。




私は常に「旬」を重視しながら生きている。「旬」とは、物事を行うベストタイミングだ。

例えば、私は冬に肉まんを買う。アツアツでジューシーな肉まんは、寒い冬に食べるのが「一番」美味しいからだ。

夏に同じことをしろと言われると、正直うーんという感じだ。炎天下で汗を流しながら肉まんを食べるなんて、考えただけでもあつい。日焼けが気になって味どころじゃない。

そんな感じで、同じ行為でも、旬を逃すと価値が半減してしまう

ということで、私はいつなんどきも「冬に肉まんを食べる女」でありたい。

意味が分からないかもしれないので言い換えると、私は「一番おいしいタイミング(旬)を逃さない女」でありたい。

旬に食べるものが1番美味しくて価値があるように、旬な時期にやっておくと1番得で価値を受け取れることが、この世にはたくさんある。


それを前提に、もしも私が「仕事やめたい!という思いを抱える20代前半」だったらどうするか?ということを書きたいのだけど

ここで働きたくない…
え、なにこの組織?
ここでは自分の能力がフルで活かされない。
私の命(週5日8時間)を捧げる価値がない。

もし私がそんなことを1ミリでも感じたら、どんな手を使ってでもまずは一刻も早く辞めるだろう。

1日でも早くそこを離れて、1日でも早くスイスに行く。なんなら仕事をやめる前に航空券を予約してると思う。

やりたいことはやりたい時にちゃんとやる。
その後のことは、その後調節すればいい。

それが旬に忠実な生き方だ。そしてこれが結果的に後悔のないハッピーな人生に繋がっていく。


具体的に言うと、使った分のお金は後から稼げばいい。新しい仕事はスイスから帰国した後に見つければいい。身銭を切って広い世界を覗いた後の方がおもしろいことも思いつくだろう。


ちなみに「20代」が堪能できる旬は、(自分の中では)無謀だと思っていることにどんどん挑戦することだと思う。

たしかに資金は少ないかもしれない、青いかもしれない。後先のことを上手に考えられないかもしれない。

でも、だからこそ30代、40代には難しいような大胆でおバカなチャレンジができる。50代、60代ができないような体を使った冒険ができる。

例えば、異国の夜行バスにゆられたり、ゲストハウスの共同部屋を予約したりなんてことは歳を取るほど難しくなっていく。

こういうドキドキハラハラな野生的要素を盛り込んだ旅は、今のうちに存分に楽しんでおいた方がいい。安旅は、歳を取るとお金を払ってもできなくなる。


「20代」ってマリオで例えると、スターが10年続いてるような状態だ。

未成年がゆえに制限されていることもなくて、失うものも少なくて、体は健康で、体力がありあまっていて、感受性もモリモリで、素直で、

好奇心強めで、ちょっと苦い失敗をしても「まあ若いもんね」で多めに見てもらえて、大失敗したとしても残りの人生を考えるといくらでも起死回生できる。10年後には笑い話に変えられる。

そんな、20代だよ。それって、化け物級の可能性を秘めてるってことだよ。

「20代」って、世界の億万長者のおじいさんやおばあさんが、何千億積んでも買うことのできない称号だよ。

一生に一度しか経験できない、人生の中でも超貴重な10年だよ。

そんな、人生を変えるのには十分すぎる【マリオのスター的20代】を、お金がないだの、時間がないだの、上司がなんだの、他人の目がなんだの言って、ドブに捨てるようなマネをしちゃっていいのか、と思う。もったいな!!と思う。


20代の特権って、後先考えずにやりたいことをやりまくれることだ。大挑戦をしても、大失敗をしても、わりと取り返しがついてしまうのだ。

だから私は、この時期を「いつか」を乱用し続けて終えたくない。

20代なんて、100年生きるとしたらまだ人生歴20%の赤ちゃん坊主なんだから、老後なんて心配せずに、20代だからこそできることをやりまくろう。せっかくだし、と思っている。

ということで、私が彼ならすぐに会社を辞めて、すぐにスイスに行く(^ー^)

先のことは、それからだ。なぜなら、色々間に合うことばかりだと知っているから。




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