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わたしも我慢したんだからあなたも!と言わない、思わない

年齢が上、立場が上だけでわたくしエライざます!のような上下関係の文化が昔からあまり得意ではない。

この文化に遭遇したのはいつだったかなぁと遡ってみると、中学校からだ。

小学校の頃、きゃっきゃと遊んでいた年上の女の子たちはみんな◯◯ちゃんではなく、◯◯さんに変わった。

先輩には通りがかったら挨拶をしなければいけないというルールが始まったのもこのころだ。

挨拶をしない後輩はこっぴどく目をつけられ、無礼物扱いをされる。廊下を通ると、先輩女子の目がギラギラ。

敬語、スカートの丈、靴下の丈etcが全て見張られているかのようで、それはまるで、ランウェイを歩くよりも手に汗を握るものだった(ランウェイ歩いたことないけどん)。


でも、当時のわたしには分からなかった。

どうして、会ったことも話したこともない先輩たちがこんなにも意地悪な目をしているのかが。

なんだか、出会う前から意地悪をするのを待っていたかのような。。。


もちろん、全ての先輩方がそうだったわけじゃないんだけどね!


✳︎


時は流れ、社会人になったワタシ。

ここで、中学校の世界の扉を開けたときと同じ現象が起こったのだ。

それはいわゆる、お局、otsuboneの存在だ。

これまで働いた職場に、少なからず何人かいた。


彼女たちは、マウントを取ったり、雑用を押し付けたり、ご機嫌斜めなときはサボテンですか?というくらい言葉にトゲが出ていたりする。

なんだか、めっちゃイジワルなのだ!!


✳︎


でも、ある日私は気付いた。


多分、彼女たちも昔こうやって上の人に扱われてきたんだろうなと。


我慢してきたんだろうな

今まで本当につらかったんだろうな

分かってもらえなかったんだろうなと。


それが回り回って

ワタシあの時つらかったんだから!めっちゃガマンしたんだからッ!だからあなたも同じ辛さを味わいなサイーーーー🦏!!

になっちゃったんだろうなぁと。


中学校の先輩も、きっと最初は戸惑ったことだろうね。

名前も顔も知らない人からいきなり挨拶を強要されて、お洒落したいのにスカートをダサい丈にすることを強いられて。

だから、自分達が我慢してきたのにその道を通ることなく楽しそうにしている誰かを見たらすごく悔しくなるんだろうね。


お局さんにだって、きっと右も左も分からないフレッシュな時代があったよね。

でも、当時そこにいたお局さんに散々イジワルされて、我慢し続けた結果、自分もお局さんになっちゃったんだよね。


、、、と。

そんなふうに考えたら、彼女たちを全否定する気はサラサラなくなるかも。

辛かった気持ちや、戸惑った気持ちだってすごく理解できるな。



、、、でも!


わたしは自分が例えば意地悪された時

その体験を下の子たちや他の人におすそ分けしないようにしたいかな。

継承はしたくないな。


意地悪なこと言われちゃった。

我慢をした。

そんなことがあった時

わたしだって経験したんだからあなたも!!って、それを引き渡すんじゃなくて

あ、こういうこと言われたりされたりしたらこんなにも悲しい気分になるのかー

だったらわたしは絶対にこういうことしない、優しい先輩にな、る、ぞ♡

と決意する。


その人たちを教師にするんじゃなくて、反面教師にしていく。

反面教師に出会えば出会うほど、人の痛みがわかる優しい人間になれる。ワンランク上がる。


やな出来事に出会ったときは

つらくても真似っこはしないね?

人間として成長できる大チャンスを

決して逃さずにね!


メモ: 反面教師に出会った時は人間度を上げるチャンス












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