NESTAアウトプット1

運動連鎖

・神経系、筋系、骨格系から成り立つ

・全身を効率的に動かすために必要なシステム

動作を生み出すためには、
3つのシステム以外にも

呼吸器系、消化器系→エネルギーの吸収

心臓疾患系→筋肉にエネルギーを供給

が関与している。

神経系

神経系は、体の司令センターであり、
・動作を計画
・動作の開始の命令
・様々な動作の同調
を行う。

これには、
ニューロン(上の図参照)という神経細胞
が関与している。

パーソナルトレーナーは、個人に合わせたプログラムを組むために
神経系と運動連鎖の相互関係を理解していないといけない。

神経系の構造と機能

神経系は大きく分けて2つ。

・中枢神経系(CNS)
脳と脊髄のこと。

・末梢神経系(PNS)
中枢神経以外のこと。

末梢神経系にも種類があり、

・体性神経
→感覚神経、運動神経

・自律神経
→交感神経、副交感神経

末梢神経の主な働き

体性神経系
→感覚神経
→1.機械刺激受容器(圧迫、振動、伸縮等)
2.温度受容器
3.侵害受容器(身体の損傷)
4.光受容器
5.化学受容器
(食物、酸素濃度、グルコースなどの
化学分子)
→運動神経

自律神経系
→交感神経
(闘争反応または逃走反応として、エネルギーを消費し、身体を動かす準備をする。
例 心拍数増加 血圧上昇

→副交感神経
(休息、消化反応として、動作をしないときにエネルギーを蓄える)
例 心拍数減少 血圧低下

神経系に作用するトレーニング

新しいトレーニングで得られる最初の効果は、
神経系の順応効果です。

筋トレの場合、
神経系と筋系間の情報伝達が改善されることで、より効果的で力強い動作が可能となり、新しい刺激にも適用できるようになる。
→促通という。

パーソナルトレーナーはクライアントに対し、

・学習過程を理解し、新しいトレーニングを導入していく。(学習の知覚過程)
・継続的に練習し、間違いや失敗を減らしていく。(知覚結合過程)
・固有受容器が活性化させ、自然に動けるようにしていく。(学習の自律過程)

なので、反復練習をしてもらうために最初に適切な動作や意味合いを理解してもらう必要がある。

要するに、
・クライアントが自分は何をやっているのか、何が起きているのかをしっかり理解してもらい、自覚しながらトレーニングをすることで、効果的、効率的なエクササイズができ、パフォーマンスが向上する。

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