![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/24415251/rectangle_large_type_2_c79d0af4e8f0a4abd9731ba839f509f8.png?width=800)
NESTAアウトプット2
筋系の構造、機能
筋は収縮、弛緩する細胞組織。筋は意識して動かせる随意筋、動かせない不随意筋があり、縞模様の横紋筋、そうじゃない平滑筋がある。
骨格筋の基本的な構造は
外側から筋→筋束→筋繊維→筋原線維→サルコメアから成り立っている。これを束ねる膜があり、外側から筋外膜→筋周膜→筋内膜となる。
ここで出てくるサルコメアとは、横紋筋の一種であり、アクチンフィラメントとミオシンフィラメントから構成される。これらは、互いに横滑りすることで、筋全体の収縮が起こる。(フィラメント滑走説)
筋の収縮は、相対的に運動単位(運動神経及びそれにより活性する筋繊維のまとまり)の小さいもの→大きいものの順で活動する(サイズの法則)。
また、一度筋繊維が神経刺激を受けるとその影響で完全に収縮するため、部分的な収縮はできない。(全か無かの法則)
筋繊維は、運動ニューロンから電気信号(活動電位)を受けて収縮する。これは、運動ニューロンから運動終盤と呼ばれる筋繊維上の神経末端にまで伝達する。
骨格筋の役割
骨格筋には5種類の役割がある。
1.主働筋 (行う動作の中で一番使う筋肉)
2.共働筋 (主働筋の補助的に動く筋肉)
3.拮抗筋 (主働筋と逆の働きを持つ筋肉)
4.中立筋 (行う動作のダメな動きを排除、相殺する筋肉)
5.固定筋 (動作を安定させる主働筋に隣接する筋肉)
筋繊維のタイプ
筋繊維にもタイプがあり、3種類とされている。
1.タイプⅠ繊維
遅筋やエアロビック繊維と呼ばれる繊維で、3分以上の運動に使われる筋に多く見られます。特徴としては、疲れに対しての抵抗力が強く、毛細血管やミトコンドリアの量が豊富である。固定筋などに多い。
2.タイプⅡA繊維
タイプⅠとタイプⅡBの両方を兼ね備える繊維で、30秒から2分以内の運動などに適している。
3.タイプⅡB繊維
速筋やアネロビック繊維と呼ばれる繊維で、30秒以内で瞬発的な力を発揮する筋肉に多く見られる。主働筋に多くみられ、筋肥大の面でみるとこのタイプの繊維が多いほど、筋肥大を起こしやすい。その分、ミトコンドリアなどは少ない。
筋の活動様式
筋肉の活動の仕方にも5種類ある。
1.短縮性(コンセントリック)
筋肉が収縮しながら、一定の力を発揮する状態
2.伸張性(エキセントリック)
筋肉が伸長しながら、一定の力を発揮する状態
3.等尺性(アイソメトリック)
筋肉の長さは変わらずに力を発揮する状態
4.等張性(アイソトニック)
筋肉の長さを変えながら、一定の力を発揮する状態
5.等速性(アイソキネティック)
筋肉が一定の速さで力を発揮する状態。これには、運動速度を一定にコントロールする器具が必要。
筋の強度、持久性
筋肉に対する強度や持久性に関しても種類がある。
1.絶対強度
体重に関係なく、発揮される最大筋力の強度のこと。このタイプは、体重とパフォーマンスが深く関係している競技に用いることが多い。
2.相対強度
体重当たりの強度のこと。このタイプは、体操選手や力はつけたいが体を大きくしたくない人、体を大きくする準備段階の人に用いる。
3.筋持久力
長時間、力を発揮し続ける能力のこと。マラソン選手や、サイクリングなどの中強度を長時間持続させるものに用いられる。
4.仕事率(パワー)
力×距離/時間で定義されている。どれだけ速く大きな動作が行われるかを表す。
筋肉痛の種類
筋肉痛にも、2種類ある。
1.PEMS (Post Exercise Muscle Soreness 即発性筋肉痛)
エクササイズ後24~48時間の間、筋肉が痛む症状。一般的な筋肉痛なので、必ずしも害になるものではない。
2.DOMS(Delayed Onset Muscle Soreness 遅発性筋肉痛)
エクササイズ後48時間以上痛みが残る場合。オーバーワークの可能性があるので、しっかり休息をとる必要がある。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?