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蠍星ドクくん☆勝者の孤独~12星座男子~

12星座男子という児童書文庫(キミノベル)を書いた記念に12星座男子をひとりずつ紹介していきます。前回は天秤メイくんだったので今回は蠍座の蠍星くんです。


12星座の神話ってどの星座もけっこう悲しいんですよ。
悲しいけど最後天に昇れてよかったねみたいな。でも蠍座って特別で唯一、勝ってそのご褒美に天に昇ったんです。
で、ここからは蠍座のわたしの勝手なイメージなんですけど。
ひとりだけ勝ったってけっこう大変だろうなって
だってみんなと同じほうがラクじゃないですか。
みんな敗れたなら敗れたほうがラクなんですよ。
だから蠍座はわたしの中で「優れているけど大変だなあ」のイメージがあります。
あと、よく、星座占いの本を読んでいると「蠍の一撃」って言葉が出てくるんです。攻撃力があるんです。
真実なんだけど、その場で言っちゃあおしまいよ、みたいな。

なんてイメージで蠍星ドクくんは作ったんですけど、かわいい欠点を作らないとタダのイヤなやつになるって担当さんにアドバイスされて「〇〇〇」(ひらがな3文字、漢字だと2文字)にしました笑
なのにそれがきても「逃げない」精神でわたしは好きなんです。蠍星ドクは人目を気にしない自分に正直な子なんです。

書いていて気がついたんだけど、蠍星ドクくん、なんだかんだと主人公の夜空ちゃんだけでなく他の男子のことクラスメイトのこと気にしているんですよね。この話の中でも彼がしてくれたことはとても大きいんです。
みんながいい方向にいけばいい。
優れているってこういうことなんだろう。
だから神話の中でも勝ってしまったのかもしれません、現実の世界でズバッて切り込んでくる人ってこわいけど、もしかしたらいろんな人のことを気にしているからズバッて切り込めるのかもね。

ドクくんはブドウジュースが好きなんだけど、これ、本当は赤ワインにしたかったの。でも児童書だから。
夏にトロピカーナのグレープを飲んだらおいしくて、あ、これでいいやって。
福きつねさんが髪型とシャツのもようを蠍っぽくしてくれてすごくうれしかったです。

よく使く言葉は「……バカ」なんですけど、わたしが今小学生で隣にいたら鼻くそ飛ばしますね。
作者のほうがずっとドクですね笑


ちなみに蠍座のみなさんは2024年の後半から2025年前半にかけてご褒美(プチラッキー)期間です。いいことあるかも。

蠍星ドクくんとは2月15日ごろ、会えます!!!!

次回は射手谷アローくんです。

1巻のことも置いておきますね。


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