【へんいちエッセイ講座・参加作品】№77【2分で読める】日々の暮らしにクスっとエッセイ『た~っぷり食べた〜』
学生時代のある大晦日、友人6人とわが家で年越しパーティーをしようと思い立った。ワタクシの家族は、祖父母の家で年末年始を迎えるので留守。そのため家族に気を遣う必要もない。
「何を準備しようか。料理は? 飲み物は?」
と、事前に友人に相談すると、ケーキ屋でバイトをしていた友人Mがこう言った。
「売れ残りのクリスマスケーキあったら持っていくね~」
お店には申し訳ないけれど売れ残れ。
「苺はカビてるけど別パッケージだから大丈夫」
それどうなん、と思ったけど甘いものは確保した。
す