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『光る君へ』第27話放送後|答え合わせと感想

※光る君へ第27話までのネタバレと史実バレ・源氏物語バレを含みます

〜ネタバレガードの壁〜







こちらの予想の答え合わせです。

道長の子でした。
次回予告によると、賢子の読み方は「かたこ」のようです。初めはしっくりこんなあ、と思ってましたが、慣れてきました。

カットスイカを食べながら見ていたのですが、まひろと道長が昔の友達みたいな距離感で喋ってるとき、見てるこっちがソワソワしてフォークを握りつぶすかと思いました。
一旦去って戻ってきたときの道長の表情が良かったです。あんな顔、まひろにしか見せないんだろうな。

そして宣孝おじの懐の深さよ……。
源氏物語では、藤壺が産んだ皇子(冷泉帝)が実は光源氏の子であるということを、桐壺帝が知っていたかどうかは明かされません。普通に読むと、桐壺帝は藤壺が産んだ皇子を自分の子と信じて疑わず純粋に喜んだように見え、私も気付かなかったんだなあと思っていました。

なので宣孝おじも、賢子の父親が道長であったとしても気付かないだろうと思っていたのです。

しかしその浅はかな予想を上回る脚本……。そらそうよな。さすがに気付かないのは都合が良すぎよな。

これを受けて、源氏物語の桐壺帝も実は冷泉帝の父親が自分ではないとわかっていて黙っていたという解釈もかなりアリだなと思いました。
宣孝おじも言っていたとおり「たとえ何が起きても藤壺を失うよりは良い」と、桐壺帝も考えていたとしてもおかしくないなと。

父親が自分ではないと気付いていたとして、その父親が光源氏だということまで知っていたかは謎です。しかし、光源氏は溺愛していた桐壺の忘形見ですから、それを知っていればなおさら知らないフリをするだろうと思えます。
もし明るみになってしまえば藤壺も光源氏も責めを負い、桐壺帝は最愛の2人を同時に失ってしまうわけですからね……。

不倫を肯定するわけではないですが、愛する人の不義も含めて丸ごと愛するという愛の形と言いますか、世間一般の道徳に当てはめるだけでは測れない愛もあるよなあと思わされた回でした。

そして、次回予告。次週も色々ありそうです。
道長が明子の屋敷で倒れる→倫子が見舞いに来る→うちでお倒れになれば良かったのに……みたいな流れでしょうか……。
でも道長の夢枕に立って現世に引き留めたのは倫子でも明子でもなくまひろ……という修羅の展開になる気がします。

見たいけど見たくない!!
でも見ちゃう!!
もう許して!!

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