Soredame 5.0な時代
※お断り:この記事は、多くが冗談で構成されています。
内閣府のSociety 5.0のビデオがリニューアルされています。このビデオでは、Society 1.0〜4.0までの変化がよくわかるものになっています。一般的に知られている過去の社会の変化を示し、これからやってくるSociety 5.0を理解して貰おうという仕立てです。
Society 5.0な社会を迎えようとしている今、それに対応するべく、GIGAスクール構想をはじめとして様々な変化が私たちの身の回りに起きています。
しかし、この変化をある一定数の大人はなかなか理解してくれません。
理解して貰うためには、我々がこれまで通ってきたSoredame 1.0〜4.0という変化を振り返ることで、私たちが今、Soredame 5.0社会に生きていることを実感して貰う必要があります。
当時の若者…今の大人達が感じてきた社会の変化、今では当たり前になったSoredame 1.0〜4.0を振り返りながら、Soredame 5.0を改めて考えるのが、この記事です。
Soredame 1.0 マンガ時代
文章だけではなく、絵も使って表現するメディアに若者は夢中。ビジュアルから情報を読み解けない、いちいち文章で説明されないと理解できない情報活用能力が欠如した大人がマンガはダメ!と叫ぶ社会、Soredame 1.0。
Soredame 2.0 テレビ時代
静止画だけの世界が動画に。映像という視覚情報だけではなく、聴覚からも多くの情報が入ってくるメディアに若者は夢中。情報量が増え、処理しきれずフリーズした大人がテレビはダメ!と叫ぶ社会、Soredame 2.0。
Soredame 3.0 ゲーム時代
視覚、聴覚からの受け身だったメディアから、主体的にかかわる事ができ、その世界が変化するメディアに若者は夢中。五感から大量にやってくる情報を処理しきれず、主体的に対応することができない大人がゲームはダメ!と叫ぶ社会、Soredame 3.0。
Soredame 4.0 インターネット時代
主体的に関わっているつもりだったが、所詮は作られた世界で泳がされていただけのSoredame 3.0から、自らが主体的に発信ができ、誰もが公平に主人公になれるメディアの登場に若者は夢中。与えられたことに対する反応しかできない大人が自分の薄っぺらさがバレないようにインターネットはダメ!と叫ぶ社会、Soredame 4.0。
Soredame 5.0 スマホ時代
情報のやり取りの舞台が机の上から、膝の上、そしていよいよ手のひらへ移動。共用だった情報を得るためのデバイスが個人専用となり、情報を発信する者と情報を利用する者の区別は無くなった。時間、場所を越えて個と個が繋がれ、コミュニケーションできるメディアに若者は夢中。利用する情報は人からだけではなく、IoTにより物からも発信される時代。インプットしかできず、物からさえも情報がアウトプットされることに完全に敗北感を感じるクリエイティビティが欠如した大人がスマホはダメ!と叫ぶ社会、Soredame 5.0。
時代の変化について行けていない大人の皆さんへ
如何でしょうか、これまで皆さんがダメと言われてきたものは、ある一定の時間が経つと当たり前の物になります。むしろ、ダメといわれてきたものが、クールジャパン戦略として売りになっていたりするわけです。新しい価値が生み出されています。
これまでのSoredame 1.0〜4.0から私たちが学ぶことは、新しいメディアを理解できずに若者の可能性を遮るような、あの若かりし頃、「大人は分かってない」と思っていたような先の見えない大人になってはいけないということです。
今後、内閣府はSociety 5.0同様、Soredame 5.0のWebサイトと動画を作成予定です(嘘)
次回予告:「ギターとバイクは不良への道」(大嘘)
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