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初めての出産を経て

さて、我が子は予定日になっても出てこなかった。
出てくる気配がまるでなかった。

結果的に促進剤を使用しての出産になるのだが、産休にはだいぶ前から入っていたし、時間が有り余っていたので、それなりに検索魔と化していた。

今回は、事前に得た情報、そして、出産を経て感じたことを書いていこうと思う。



①「促進剤での出産のほうが痛い」?

ネットに転がっていた情報だが、これは正直わからない。
なにせ、初めてのことだからだ。
第一子が自然に陣痛がきて、第二子が促進剤だったなら比較できようが。
どちらにせよ、痛みはある。
それは間違いない。


②トイレは頻回に行くべし

まだ最初の、10分間隔になる前の陣痛中、尿意も便意も感じたらすぐ行くのがよい。そうするとお産がすすむ(だったか?)。
事前情報で得ていた通り、頻回にお手洗いに行った。
産後、助産師さんに「トイレもよく行ってくれてたしね。」との言葉をもらった。褒められたと受け取っている。
注意すべき点は、便の場合は踏ん張らず、自然に任せること。


③食べられるときに食べる

助産師さんから教えられたこと。
実際、促進剤を朝から入れて、陣痛の合間に昼食は完食。
全部食べて偉い!と、お褒めの言葉をいただいた。
美味しかったからというのもあるが、食べていなかったら、体力がもたなかったろう。
腹ごしらえ重要。

④呼吸を習得すべし

陣痛の感覚が短くなると、呼吸が難しくなる。
大事なのは、息を『吐く』ことだそう。
吐けば、自然と吸うことができる。
逆に吸うことを意識してしまうと、過呼吸になるのだとか。
これは、事前に練習しておくほうが良い。
一度だけ、思いっきり吸ってしまいたい衝動に襲われたが、
「今吸うと、絶対過呼吸になる…!」
と感じたので、思いとどまることができた。
しかし、吐くことが大切と知らなければ、事前に練習していなければ、吸っていたかもしれない。
そう思うと、今でも恐ろしくなる。
(それでも酸素マスクつけました。)

⑤出産が痛いなんて、嘘だ

…なんて言うと語弊がありすぎるが、個人的に、1番辛かったのは『痛み』ではなかった。というか、痛いという記憶は最初の方しかない。それも、耐えられるだけの痛みだった。
本当に辛いのは、

・出したいのに出せない
・出していいのに出ない

この2点である。

陣痛室では、子宮口が開くまで、出ようとしている赤ちゃんを出さないように耐える。
少し汚い表現になるが、感覚としては排便と同じであった。
こだまスイカくらいの便が出そうなのに、出してはいけない。これはかなり苦しい。(※実際は赤ちゃんの頭です。)

そして、いざ子宮口が全開し、ようやくイキめる!出していいんだ!と開放感に満ちて分娩台へ上るも、今度は全然出てこない。
こんなにイキんでいるのに…!
最後の方は、陣痛の合間、気を失っていたような気がする。

あくまで個人の感想なので、
「出産は痛くないらしいぞ!」
なんて考えを押し付けないよう、ご留意願う。


⑥陣痛の合間眠くなったら寝る

陣痛感覚が短くなってからは、合間はひたすら寝ていた。
私は横向きが楽だった。
これは、「眠くなると、お産が進んでいる証拠」という話を、(助産師の)youtubeか何かで聞いたから…だったと思う。
ただ、振り返ると、気を失っていただけなのでは…と思わなくもない。


⑦飲み物は2種類あると良い

カロリーの摂れるものと、水。
2つ用意するのが良い。
私は、ソルティライチのみで口の中がベタつき、呼吸にも影響が出た。
水も持参していたと思うが、すぐに飲めるようにしていなかったことを後悔している。
どちらにもストローキャップをつけて臨むことを推奨する。


⑧陣痛に耐えた時間≠子宮口の開き具合

[もうあれからしばらく経つし、全開とまではいかなくても8cm…いや、9cmくらいには…!]

助産師さん「7cmですね。」
      ※約1時間前で6cm

絶望に打ちのめされるので、頻繁に聞かないほうが良い。聞くとしても期待しないことだ。


最後に

思い出せる限り挙げてみた。
上記は一個人の体験&感想なので、当てはまらない方もいるだろう。
だが、少しでも、これから出産を控えている方の参考になれば幸いである。




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