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AIの進化と音楽

AIの進化によって俺らの生活は楽になっていくと思う。
今の職が奪われ、失業者が増えるって話があるけど、
時代の流れによって、職業は形を変えて来たとも思える。
「エレベーターガール」「活動弁士」身近だと新聞などの「集金のおばちゃん」とかあると思うが、でも、集金をしていた、あのおばちゃんはまだどこかで仕事をしているだろう。

インターネットが始まり、俺らに寄り添う生活が始まったように、AIが俺らの生活に寄り添う時代が確実に来る。
俺はその時代が楽しみでたまらないし、AIが仕事をして俺は遊んで暮らせるなんて幸せでしかないなって思うんです。

でも、一つ違和感があった。
去年末「紅白歌合戦」に登場した「AI美空ひばり」
紅白歌合戦よりも前に森美術館で一度目にした事がある。
歌い方、曲の質感、MCなどの言葉選び、クォリティの高さに驚愕した反面、



「ゾッとした」

ただただ気持ち悪かった。
同意見も多いと思うし、死者への冒涜だとも思った。
美空ひばりの事務所はヤクザという事も周知の事実ではあるが、
「まだ金を稼がせるのか」とも思った。


でも、今回の試みは沢山のポジティブな意味もあると思う。
技術力の革新やアピールがあり、開発者側はリスペクトがなければ、あそこまでの再現は不可能とも感じる。
ボヘミアンラプソディでフレディを演じたラミマレックも同じ様にリスペクトがあるが、死者への冒涜とは感じない。
むしろ、すげえリスペクトあるじゃんって見えちゃう。

生身の人間が演じるか、AIにより完全再現をするかで
こうまで受け取り方が違うかって思うけど、ここに関しては俺らのリテラシーの問題だったり、慣れだったりすると思う。

でもね、音楽に関しては違うと言いたい。
今からすごい綺麗事を言うよ。
心して読んでよ。


俺が好きな音楽は
アーティストが、心で感じたことを心から発信し
聞き手の心で聴いて、アーティストと聞き手で心を通わせる事が出来ると思ってる。(これを書く事で今すごい恥ずかしい気持ちになってる。)

AIに頼りすぎるとこのとても大事な作業が省かれていくのよ。
このままいけば、ディープラーニングにより、ヒットする曲の集計が取られ、
ある程度発言が制限され、耳障りだけが良い、詰まらない音楽だけが流通する気がしてならない。


色々と綴ったけど、NirvanaのAI再現曲はクォリティが低過ぎて逆に腹たったわ。





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