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3.豊かさ

最近自分の中でずっと
「豊かさってなんだろう」と考える。

お金?
友達?
恋人?
家族?
仕事?

豊かさを図れるようなものは
世の中にたくさん溢れているが
自分にとって豊か、とはなにか。

私の小さい頃からの変化も踏まえて
自分なりの豊かさについて考えたい。

1.幼少期の豊かさ

ここで言う幼少期は小学生まで。

この時の豊かさは自分は全てにおいて

「量」

だった。

沢山モノを持っていて
沢山食べて(その通りにかなり太っていた)
沢山いい服をきて
沢山遊べる事
沢山友達がいることが
豊かで幸せと思っていた。

特に食に関しては
給食は主食をほぼ毎回おかわりしていたくらいだ。
(うどん4杯をおかわりした記憶もある…)
おかわりじゃんけんには、毎回真っ先に挙手。

塾や習い事から帰っても、
勿論晩ご飯を食べた上で
揚げ物や白米、グラタン、パスタ等…
夜の9時半から食べる生活だった。


だがしかし、モノに関しては
親が厳しく、何かを欲しいと言った時に
買ってもらった記憶があまり無い。
唯一、クリスマスプレゼントに
一輪車を買って貰ったくらいだった。

ゲーム機も絶対に購入してもらえなかった。
私の頭が悪いせいもあるが、
「ゲーム禁止」は家の規則。
その為、塾に行く前に早めに家を出て
友達の家でゲームをしてから毎回塾へ。
ゲームボーイも友達から
借りパクを疑われるレベルに借りていた。

服に関しても、
ユニクロとヨーカドーの着回しで、
友達のブランドの服が羨ましいと
常に思っていた。

だからこそ増して
"食べること"に執着したのかもしれない。
今もそうだが、今以上に
食べることが大好きな子供だった。

量あることが全て、と認識していた小学生だ。

2.中高時代の豊かさ

中学受験をして入った女子校の中高
この時の豊かさは量重視の
周りからの認められ度(承認欲求)」だった。

この6年間で、他人からの見られ方?と
自分のあり方をすごく考えられたと感じる。
いわゆる青春期。
些細なことに敏感な、
センシティブな時期だった。

自分より頭がいい人
自分より綺麗な人
自分よりスポーツのできる人
自分より面白い人
自分よりお金のある人 …


多方面で尊敬できる人ばかりだった上
その点、自分は何もできないな…
と落ち込む一方
でもそんな自分も認めて欲しい、
どうしたらみんなみたいになれるか、
必死だった。
今思うと少し気持ちの悪い時期だ。

友達が沢山いれば、
認めてくれる人も多いだろう
という安直な考えと
友達みんなから認められたい!という
必死の考え。

ただただ何か行動一つとっても
承認欲求の深かった6年間と思う。

しかし、色々あった中の
本当友達を見つけて楽しめたおかげで
自分と自分の仲の良い友達で
毎日楽しく、自分らしく、
ありのままの自分で過ごせていることが
本当に幸せだった。

承認欲求は無くならないものだが
ありがたい事に
3年後半〜卒業する時には当初の呪いのような
「みんなから認められたい!」
という気持ちはなくなった。

3.大学時代の豊かさ

大学時代の豊かさは
目に見えないことを持っている事
だった。

私のここで書く目に見えないことは
①頭の良さ
②楽器の上手さ
主にこの2つだ。

団友枠の部活でオーケストラをしていた事で
この二つは努力の継続をしない限り
手に入れられない事と感じた。

そして頭の良い人は
多角的に物事の考え方や捉え方も違う、
と思った節も多い。
それがふとした時によく感じる。

目に見えないものを手に入れることは難しい。
時間もかかる上に、お金がかかる場合もある。

しかし、手に入れられた時には
欲しかった"(実物の)物"を手に入れるよりも
達成感や喜び度が違うことに気がついた。

4.社会人〜現在

社会人になってからの豊かさ、
「質が高い事」
だ。

理由は、社会人には量こなすことが難しいからだ。
具体的に言うと
→自由な時間が少ない
→食べれる限界値が減少
→着れる洋服も仕事にもよるが制限されてくる

昔と変わらず、毎日は楽しいのだが
様々なことが下記のようになってきた。
昔:
0.5(質)×2(量)=1(幸福感)
今:
2(質)×0.5(量)=1(幸福感)

量も多く得られる方が
多く幸福感を得られるだろうが
最近はそんな欲もなくなってきた。

自分の価値観の中で質の高いものを
少ない時間と自分のお金の中で
楽しめていると感じる。

5.まとめ

昔と比べると、豊かさの価値観は
だいぶ変わっている…。

年齢を重ねるにつれて、
勿論欲しいものも変わる、
行動も変わってくる、
それは出来ることが増えるだけではなく
できない事も増える事も含めてだ。

与沢翼の本にも書いてあったが
人間の欲は沼。
その沼の欲を知ること。

あくまで今思うのは
豊かになりたいのは幸せになりたいから
幸せになるためには
自分の足るを知ることだ。

自分の30代、40代の豊かさについても
早く知りたいと思う。

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