美大の卒展に行って絶望した日
最近ようやく美術に本格的に興味を持ち始めたことをきっかけに美術を学ぶ場、美大や芸大に強く関心を抱くようになった。
文化祭とかなら部外者でも行けるかな?などと思って調べると、今の時期どこの美大も卒業展示をやっているらしい。
それなら!と、大阪芸術大学に行ってきた。
大学について調べてみるとすごく学科が細分化されていて多いなぁという印象。
私は別の専門分野の専門学校に通ったのが最終学歴で大学には縁がなかったからどこもこんなもんなのかどうかが判断つかない。
大学に妙な憧れを抱いてる私は前日から変な高揚感でふわふわ。
絶対に行きたかったのはもちろん美術学科、それとデザイン学科、写真学科であった。
ほかにも工芸学科、建築学科、映像学科、音楽学科などなど。
正直時間が許せば全部みたかった。
結論から言うと半分も見れなかった…。
到着して早々に食い意地はって食堂直行したのが敗因なのか…、クッ…!!
味についてはノーコメント。
べ、別にこれのために来たわけじゃないのでどうでもよいのだ。
食堂を出てから1番近くにあった建築学科。
模型ってすごくテンションあがる。
どうやって作るのか全く分からなかったがすごく楽しかった。
その次は学生が行うマルシェへ。
イラストの原画ポストカードを1枚買った。
絵が好みだった。活動名を聞かなかったことを後悔している。
舞台芸術学科。
美術学科。
…。
芸大に通うクリエイターってこのレベルがゴロゴロなの…?
美術学科を見終わったところで終了時刻まであと2時間。
え。到着からもう3時間…?!
終わらない…。急がなきゃ…。
デザイン学科 プロダクトデザインコース。
ここまで尊敬と感心だったものが
バクん!
と、絶望のような感覚になった。
ゾワワの神様が降り立ったがハッピーともちょっと違う感覚だった。
デザイン学科は今の私にとって1番近い存在なのでクリエイティブのクオリティの高さが鮮明に映った。
これがプロダクトデザインか、みるだけじゃ分からない。
完全に体験して感じるタイプの。UXだ。
うぅー…。
宝くじ当たったら大学に通いたいなんて思っていたが芸大は例え受かるとしてもないなと確信した。
楽しさより他人と比べて劣等感で潰されてしまうと思う。
私の性格だと間違えなくそうだ。
何でも知りたい私はインプットは満たされていくばかりで楽しいがやはり形にしたり、言語化したり。
アウトプットむずかしい。
みんなその難しさを乗り越えてるんだろうから本当にただただ尊敬だ。
ありがとう。全クリエイター様。
そんな気持ちになった。
デザイン学科を駆け足でみて、なんとか写真学科まではみれた。
もっと時間をかけてみたかった…。
ここでタイプアップ。
先生らしき人に追い出されてしまった…。
マジックアワー。
名残惜しさを感じつつ、写真を撮りながら帰路についた。
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