自分が教える子全員に、「この人に教えてもらって本当に良かった」と思われるにはどうしたらよいだろうか 14.

自分にとって、人にモノを教えるときに一番大切にしていること。ソフトテニスに限らず、人を教える場面ではいつも大切にしている。

ソフトテニスコーチ目線からのはなし。


特に中学部活は上から下までのレベルの差が大きい。全国大会出場を狙う子と支部大会1回戦突破を目指す子を同じコートで同時に教えなければいけない。

その時に僕が大切にしているのは、「全員に対して同じ時間を使うこと」だ。

アドバイスを送る子が上手い子だけに偏らないように、全員に対して平等にアドバイスを送れるように意識している。

当然大会前だったり、1年生より2年生にアドバイスを多くすることはあるが、それは僕の言う偏りとは違う。例えば同じ1年生で同じように頑張っているけどレベルの差があったとしても、誰に対しても同じ頻度でアドバイスしてあげることを意識している。

それって意外に重要で、何も考えていない指導者はおのずと上手い子やお気に入りの子に多くの時間を使ってしまいがちだ。

だから僕はあえて意識して、みんなに平等に時間を使う指導を心がけている。


全国を目指す子も県大会出場を目指す子も支部大会一回戦突破を目指す子も、全員に同じ熱量を持って指導したいと思う。
ただそれは、教えられる子にきちんと熱量があるかどうかにかかっている。教える側はもちろん、教えられる側も「教えられる態度」をきちんと身につけ、教えたいと思われるように人間になることは大切だと思う。


以前noteに「市内大会優勝と全国大会優勝の何が違うのか」ということを書いた。
どこを目指すにしても、教えられる側に同じ熱量があれば、得られるものは同じだと思うので、それぞれの子が自分の限界以上の目標と熱量を持って頑張ってほしい。


そんなことを考えながら、僕は自分が教える子全員に、「この人に教えてもらって本当に良かった」と思ってもらえるようにしたい。
結果的にそのように言われなくても、そのような考えで今後の指導も頑張りたい。

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