自分より格上の相手と試合するときの戦い方 24.

スポーツでもなんでも勝ち負けを争う勝負事では、自分より格上の選手と試合することも当然ある。

僕が最近思ったことは、自分より格下と試合をするときには自分の実力がきちんと発揮できるのに、自分より格上の相手と戦うと人が変わったようにプレーが悪くなってしまうということ。

今回は、自分より格上の相手と試合するときの戦い方について、僕なりに考えていることを書いてみる。

格上の相手と試合をする生徒によく言うのは、「普通にやっても勝てないから、何か工夫をしよう」ということ。

自分より相手の方が格上(だと思っている)相手は、総合的に見ると自分より上回っているが、細かく見ていくと、格上の相手にだって弱点はあるし、自分の方が勝っている部分が多くの場合あると思う。

そこをきちんと分析して、どういう配球をするか、相手のどんな球を捕まえに行くのか、そういったところをきっちりと考え抜いた上で試合をすれば、勝てる可能性は普通にやるより格段に上がる。そこを丁寧にやれるかどうかが非常に重要だと思う。

引っ張りが好きな相手に対しては、先に引っ張りを追いに行って、上手くいけばそのままやり続ける、相手が変えてきたらまたそれに合わせて対応を変える、それを地道にやって少しずつ相手を追い込むことで、勝てる可能性を少しずつ上げていくイメージである。

そういったことは、教えられないとなかなか自分で気づけないことだと思う。そういった考え方について教えてあげるのが指導者の役割であることは間違いない。

最初から、「何でそれがわからねえんだ!」ではなく、答えを教えてあげる。戦術とかに配球に関しては、きちんと指導者に教えられているかどうかがすごく関わってくるので、そこを可能な限り突っ込んで教えてあげたい。


まあ中学生でそこまでできたらかなりすごいだろう。そこまで行くために、少しづつ日々の練習で成長させてあげよう。戦術とか配球とかがわかって初めてソフトテニスの面白さに気付けると思うから。

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