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髙坂勝さん仕事術

この人のすごいとこはいろんな経験してるから
ちゃんと数字で説明してくれるとこ。

営業スタイルがカッコいい

高坂さんは一人でダイニングバーを経営
外装内装から全部自分、経理も料理もすべてひとり。

具体的に高坂さんが説明してくれてた。

本から引用

1人で1つの小さな店で300万円の年収を得るにはどれだけ売り上げ気を出せば良いのかざっくりと想定してみます。

飲食店の材料費と人件費は利益に対しそれぞれ3割位と言われます。

Aさんのお店では従業員やアルバイトを必要としない経営なので人件費がかかりません。

しかしそこでこの人件費にあたる3割の部分にAさんの希望している年収額300万円を当てはめると300万円÷ 0.3%は1000万円の売り上げが必要と言う計算になります。

ここでちょっと考えました。 
課税売上額が1000万円以下の場合は免税事業者となります、そかで課税売上額の目標を960万に落としました。そうすれば消費税「お客様に還元できます。

売り上げ目標は960万円÷ 12ヶ月は80万円です。

週に一回の定休日ですから1ヵ月の労働日数は約25日。1日単位の売り上げ目標を計算すると80万円÷ 25日は32000円になります。

店の客単価平均4000円想定(ビールいっぱい500円日本酒2杯1500円お料理2000円)で想定します。

1日に売り上げ目標32000円÷悪客単価4000円は8人のお客様が来てくれれば目標達成できます

Aさんは考えました。

1日に8人にお客様が来てくれる工夫をすればいいのだ。

15席満席に提出する必要は無い。
ランチ営業も考えたがやっぱりやめよ昼間は好きなことをしよう。
ビールでも飲んで昼寝しよ。


こうした目標設定の後1年が過ぎました。

Aさんの店の売り上げは900万円でした。
目標に60万円足りません。
充実の暮らしをするにはもう少し頑張りが必要でした。
ちょっと気を抜いていたような気がしました。

来年は足りない600,000円を増やすために客数を増やすのか客単価を高めるのか回転率を高めるのか含めるのかAさんは対策を考えました。

翌年Aさんの改善が成果に現れて1050万円もの売り上げになりました。

しかし素直に喜べるません。
1年を思い起こすと反省点がありました。
がんばりすぎて疲れが取れませんでした。

仕込みが多くて日課の昼寝も減りました。
趣味の旅行も行けませんでした。
デートする時間もありませんでした。
ライブも行きませんでした。
消費税を税務署に納めることになってしまいました。
もしかしたら近所の東京店から売り上げを奪い過ぎてしまったかもしれません。

他店がなくなったら商店街はシャッター通りになって通行人が減るでしょそうなればいいさんの店立ち会い人は必然的に減り始めますせっかく稼いでもこれは意味がありません。

持続可能でもありますAさんは決断しました。適正売り上げ目標960万円に減らすために定休日を増やしました。

上記は例え話です

高坂さんの場合は

6年前の開店時に望むライフスタイルから計算した店の売り上げ基準はAさんよりはるかにシンプル。

1日20,000円の売り上げがあれば満足なライフスタイルができる計算になる。

20,000円と言う事は単価4000円だとして5人のお客様数です14席の店内に5人来てくれが成り立つビジネスを想定した。
隙を目指すにはちょうどいい人数。

売り上げ高目標額の例えば上下5%を狙う計画を立てる目標売り上げに近ければオーケー

目標よりマイナス5%を下回る売り上げ高しかなかったならば反省し目標額に近づけるべく対策を打つ

一方目標より+5%以上の売り上げだけ売上高を言ってしまった時反省して適正売上高に減らす対策を取る。

ここが新しい考え方であり重要な部分

そしてこの考え方には大きなメリットがある漠然とした成長志向や拡大意識思考がなければ不必要な先行投資をしないで済む。

ついつい将来の為と言いながら大きな投資をしてしまうところがビジネスが軌道に乗る前にその投資が負担になって廃業に追い込まれるそんな例は山ほどあるでしょ。

さすが高坂先生

とっても勉強になりました!



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