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終わらない夢の続きを

まずは!
Travis Japan、AGT出場本当にお疲れさまでした!
自分の好きなアーティストがAGTに出演して、それを見守るなんて経験、きっとトラジャ担になってなかったら味わうことなかったんだろうなあ。

今年の3月3日にアメリカに留学するという報告を聞いてから今日まで、毎日いい話ばかりではなかった。嫌なことも、悲しいこともたくさん目にしたし聞いてきた。
それでも、やっぱりトラジャを応援できている自分は幸せだな、って気持ちになることが多かったんだ。

わたしは彼らのことが大好きだけど、なにもかもを全肯定するファンにはなりたくないと思っている。だからこそ、今日のステージでも思うことはいくつかあった。

今回、彼らがAGTのセミファイナルという舞台で披露するのに選んだ曲は、3月のWOD予選で初めて解禁された新曲"Party Up Like Crazy"(以下パリクレ)だった。

WOD予選のパフォーマンス動画を見て初めてこの曲を聴いた時、本当に衝撃が走った。なにより、曲のタイプがわたしの好みどストライクだった。とにかく大好きで、時間さえあればWOD予選のパフォーマンス動画を何度も見ていた。

でもなぜか、今日のパフォーマンスでのパリクレではこの時ほどの良さを感じることができなかった。この予選では実際には歌っていなくて、音源として聴いたからということもあるかもしれない。しかし、それを抜きにしてもあの時ほど胸の高鳴りはなかった。むしろ、わたしはライブなどの生歌の方が感動するタイプなのに。

現在、審査員の1人であるハウイのトラジャに対する発言が話題になっている。放送直後に聞いた時は、わたしも彼の発言に腹を立てていたが、落ち着いて何度か見返した時にもう一度彼の発言を聞いて、納得できる部分も多くあった。

彼らはアイドル。歌を届ける立場の人間が、歌唱を疎かにするなんてことはあってはいけないはず。
これを読んでいる人の中には、「歌唱力以外にもアイドルにとって大事な要素だってある」って反論したくなる人もいるかもしれない。
しかし大前提として、彼らは歌とダンスを唯一無二の武器にするために、わざわざ日本を飛び出して修行に行っている。少なくとも、彼らはわたしと同じ考えであると、あってほしいと思う。
そう考えると、今回のハウイをはじめとする審査員たちによる歌唱力に関してのコメントは妥当である。

日本に留まっていたらきっと、「君たちすごいね!」という上辺だけの賞賛で終わっていたかもしれない。でも、今回AGTという場所だったからこそ、この後に続く「でも、君たちにはこれが足りないよね。」という一見キツい言葉に見えるが、的を得た意見を聞けたのではないだろうか。

審査員の表情などを見ても、一方的に否定したいようには感じられなかった。サイモンも「無音で見たら最高だった。」と話した。つまり、トラジャが渡米するずっと前から自分たちの武器としていた「ダンス」の能力は認められているわけである。

先日公開されたインタビューの中で、如恵留さんが「セルフプロデュースしないとダメな時代なんじゃないかと思います」と話していたのが印象に残っている。
一昔前まではジャニーズ事務所一強だった日本のボーイズグループ界も、現在はオーディション番組の放送やK-POPの支持率の上昇などによって変わりつつある。

それこそK-POPアイドルという括りで見ても、現在セルフプロデュースできるグループも数多ある。手掛けるのは楽曲、ダンスの振り付けなど。
実際に、今「売れている」と言われているアイドルもセルフプロデュースを行っているグループが多いように見える。

わたしはこれまで「トラジャはこれからどういうスタイルで、どのように自分たちを売り出していきたいのだろうか」という疑問を抱えることが何度かあった。

今日のパフォーマンス後の審査員によるコメントの時間で、サイモンが「なぜ俺に選曲の相談をしなかった?」という発言をした。ジョークとしての意味も込められていたのかもしれないけど、わたしはこれを聞いて「世界的に有名なボーイズグループのプロデュースをしたサイモンが、彼の好きなトラジャを活かすプロデュースをしてくれたらどうなるのだろうか」と純粋に興味が湧いた。

とにかく、セルフプロデュースは今後アイドル界で生きていく上で大切なものとなっていくはずだ。それと同じくらい「自分たちのスタイルを確立する」ということも重要である。ましてや、世界を目指すグループならマストだ。この留学で、みんながそれを見つけることができたらいいなと思っている。

とまあここまで色々と言ってきたけど、正直
マ〜〜〜〜〜〜〜ジで悔しいし、家で子どもみたいにワンワン泣いた!!!!!!!
音響のトラブルにも見舞われるし、ヨーヨーの方の時にハウイから軽くディスられたのも心底腹が立ったし。
パフォーマンスを見て色々思うことはあったけど、やっぱりわたしは彼らの生み出すステージが大好きなんだよ。

周りのオタ友と比べたら歴は全然まだ浅いけど、今となってはトラジャはわたしにとってものすごく大切な存在。だからこそ、そんな彼らに対する審査員や視聴者からの辛口コメントを見てすごく落ち込んだ。だって大好きな人たちなんだもん。

本当は、マイナスとなってしまった歌の部分だけじゃなくてダンスだってコメントしてほしかったし、良いと思ってくれたならちゃんと言葉にしてほしかった。こんな感想が溢れて止まらない。

ハウイがブザーを鳴らした時、想像以上の音の大きさに画面越しのわたしでさえ心臓が止まるかと思った。
あのブザーが鳴らされた時、歌っていたのは如恵留さんだった。
ただでさえたくさんの想いを抱えているであろう中でステージに立っている時、あの爆音のブザーを聞いた如恵留さんの心境はどうだったんだろう、なんて考えたらまた泣いてしまいそうになる。

それでも如恵留さんは、トラジャのみんなは歌い踊ることを止めなかった。むしろ、宮近さんなんてあのブザーを聞いた時笑っていた。
「残酷さもエンターテイメントになる」という彼の言葉が過ぎったし、皮肉にもあの瞬間からの彼らはギラギラに輝いていた。

”show must go on”
ジャニーズ事務所創設者であるジャニーさんのモットーとしても知られるこの言葉は、今となっては事務所全体の信念と言っても過言ではない。
そんな信念に恥じないように、最後までパフォーマンスをやり切った彼らに大きな拍手を送りたい。

パフォーマンス後ののえちゃかまちゅによるインタビューで、如恵留さんは「(審査員の)彼らのコメントはとても大切なものだった」と話していた。そして「僕たちの夢はまだ続く、どうかその夢が叶う瞬間を見逃さないでほしい」というメッセージもわたし達ファンに届けてくれた。

わたしの大好きなTravis Japanはこんなところで終わらない。終わるわけがない。むしろ、今日が夢を叶える新たな第一歩の日であったと確信している。

終わらない夢の続きを、これからも彼らと共に迎えに行きたい。

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