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拝啓 12歳の少年へ

はじめまして。
わたしは君のことを応援しているファンです。
君は自分のファンのことを「のえ担」って呼んでくれていて、わたしはそんなのえ担の1人。
そして、さっき君が新たな世界に足を踏み入れた時から5479日後の未来からわたしはこの文章を書いてるよ。驚いたかな?

今これを書いてるわたしは21歳で、自分の12歳の頃ってどんな感じだったかなって考えてみたんだけど、どう考えても子どもだったなあって結論にしか至らなかったんだ。同じ歳に大きな決断をした君とは本当に大違いだよ、笑っちゃうね。

当時のわたしは同じクラスの男の子がどうしようもないくらい好きだったし、部活でバレーボールに明け暮れる日々を過ごしたり、初めて手にした携帯電話でたくさんの「黒歴史」と呼ばれる苦い思い出を作ったりした。まさに世間一般が抱く「普通の中学生」そのものだったな。

そんな歳に、新たな世界に足を踏み入れた君はどんな気持ちだったのだろう。期待に胸を膨らませていたのかな。それとも不安な気持ちも同じくらい抱えていたのかな。
どんな感情だったか分からないけど、そんな君にすごく伝えたいことがあるから今日はそれを話そうと思うよ。

君が生きている今日から5464日後。君が近い将来抱くようになる「デビュー」という夢が叶うことを自分のファンに知らせた日。
それも歴代の先輩たちが経験したことない形でのデビューなの。日本だけじゃなくて、世界中の人たちに今の君が所属しているグループであるTravis Japanが歌う曲が発信されちゃうんだ。これってめちゃくちゃすごくない?

この日に至るまで君はたくさんの涙を流すし、たくさんの美しい瞬間をその目に焼き付けていく。
一般人のわたしには計り知れないほどの苦悩や葛藤があるはずだけど、それでも、流した涙の数よりも楽しく幸せな瞬間の方が多くあってほしいと願っている。だって、君はわたしの大好きな人だからね。

2007年の今日の君に一番伝えたいのは、「アイドルになってくれてありがとう」ということ。
こんな月並みな言葉しか浮かばない自分が情けないけど、結局この一言に落ち着いてしまうんだ。

君がジャニーズ事務所のアイドルになると決意してくれたからわたしは君に出逢えて、君のことを好いて、そして君の幸せと活躍を心の底から願うことができている。たくさんの奇跡が重なって、今この関係が築かれているんだよ。

まだ実感が湧かなくて当然なんだけど、君は本当にすごいアイドルなんだ。
今の君が得意としているアクロバットをするだけじゃなくて、未来の君は1人でインドネシアの小さい村に足を運んじゃったり、自分のアイドルとしての個性を確立させるためにたくさんの資格や国家資格だって取得しちゃうんだ。お家を売ることができるアイドルなんてなかなかいないよ。

そんな君のたくさんの努力で積み重ねた「頭脳派」というキャラクターを自分の武器にして、日本ではたくさんのクイズ番組にも出演するんだ。これが本当にかっこよくてね…

あ、そうだ。「日本では」って言ったけど、27歳の3月に君は自分のグループのメンバーと一緒にアメリカへ無期限留学しに行くんだ。これをみんなから伝えられた時は本当に衝撃的だったよ。

きっとあの日の君も楽しみな気持ちだけじゃなくて、少しの不安も抱えていたはず。
それでも、あの日からずっと「すぐに結果を残して帰ってくる」って何度も君が言ってくれたから、会えない日々が続いている今もわたしはみんなの帰りを待つことができている。

実際にみんなはたくさんの成果を残した。
World Of Danceというダンスの世界大会で9位という好成績を残したり、America's Got Talentというアメリカでは知らない人はいないくらい大きなオーディション番組に出演して、それだけでもすごいのにセミファイナルまで進出したり。

君の有言実行してくれるところが本当に誇らしくて、その度に君が好きなTravis Japanを好きになることができてよかったって思うんだ。
そんな君の言葉はたくさんの人を勇気づけたり元気にさせたりする力を持っている。本当だよ。

こんな風にこれからの君が積み重ねていくものは、どれも普通の人には真似できない。君にしかできないことばかりだし、わたしもそんな君じゃなきゃダメみたいだ。そろそろわたしが君のことをどれだけ好きか分かってもらえたかな?

2022年の君は「他の誰にも真似できない人生を遺す」という将来の夢を語っていたね。既に叶えられちゃってるところが本当にすごいと思うし、そんなところが君を尊敬しているところの1つでもあるんだ。

真面目な君のことだから、ここまでわたしが話してきたことを疑って信じてくれないかもしれない。でも、これだけはどうか届いてほしい。

君がこれから積み重ねていくものは無駄になんかなったりしない。させてたまるか。
どれもが大切な経験であり、思い出。
君が諦めずにここまで進むことを止めなかったから、今の君とわたしがいるんだよ。

2021年の冬、既に最高のアイドルになっている君に出逢ってから毎日が楽しくて、幸せでしょうがないんだ。
だから、君がどん底に落ちたり、どうしようもなく悲しい気持ちになった時はどうか、君が顔も知らない誰かをこんな風に幸せにしていることを思い出してくれたら嬉しいな。

こっちの天気は雨が降ったり止んだりしていて、街を行き交う人たちも少し気持ちが落ち込んでいそう。
でもわたしは朝起きた時からずっとワクワクしてるし、ドキドキしてる。今日がすごく大切な日だって分かってるからね。

5479日前の今日を生きている君にとっても、今日が忘れられない1日になることを心から願っています。


2007年10月14日から5493日後。
君は限りなく広がる世界へ羽ばたいていく。

2022.10.14
川島如恵留さん入所15周年おめでとうございます!貴方はわたしにとって最高のアイドルです。
出逢えて本当によかった。これからは素敵なものだけを見て、聴いて、どこまでも一緒に歩いていきましょう!

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