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2024年07月19日の見解

昨日の為替相場ですが、全体的にドル高の巻き戻し相場でしたね。

ドル円に関して、午前中に155.380付近まで瞬間的に下落するも、そこからは買い戻しの動きが入ることになります。

ドルストレートに関してもドル高と言うことで、一旦下落相場の流れとなりました。

米株価に関しては続落ということで、今まで堅調に推移していましたが、大きく崩れてきていますね。

これが押し目になるかという所を見ていかないといけません。

では昨日の流れをまとめていきます。


まずは東京時間に豪州の経済指標がありました。

【豪失業率&新規雇用者数】

  • 失業率:予想4.0% 結果4.1%(前回4.0%)

  • 新規雇用者数:予想+2.00万人 結果+5.02万人(前回+3.97万人→+3.95万人)

  • 労働参加率:予想66.8% 結果66.9%(前回66.8%)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-18/SGSQ7AT1UM0W00?srnd=cojp-v2


上記の結果を受け、豪ドルは上昇することになります。


6月の雇用者数は予想の2倍超える増加となり、労働市場は堅調です。

失業率が上昇しておりますが、労働参加率も上がっているので、上昇率を見ても妥当な数字かと思います。


そして欧州時間には英国の経済指標がありました。

【英失業率&失業保険申請件数】

  • 失業率:予想–% 結果+4.4%(前回+4.3%)

  • 新規雇用者数:予想– 結果+3.23万件(前回+5.04万件→+5.19万件)

  • 賃金上昇率:予想5.7% 結果5.7%(前回6.0%)

  • 賃金上昇率(含ボーナス):予想5.7% 結果5.7%(前回5.9%)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-18/SGTAVWDWRGG000


上記の結果を受け、瞬間的にポンド安となります。

ドル高ということもありましたが、ここからポンドは下落していく流れとなります。


一昨日の英CPIでサービスが上昇していたので、利下げ観測が後退と言われていましたが、今回の指標で8月の利下げの可能性が再浮上してきました。

「利下げがあるかどうか?」いう所。


そして昨日は以下の経済指標もありました。

【ECB政策金利&声明発表】

  • 結果:据え置き(425bp)

【ECB声明文】

  • インフレ率が中期的に2%の目標に確実に戻り、金融政策の円滑な機能を維持するためにその任務の範囲内ですべての手段を調整する用意がある

  • 理事会は特定の金利の道筋について事前に約束はしない

  • インフレ率は来年も目標を上回る水準が続く可能性が高い

  • 今後もデータに依存し、会合ごとのアプローチに従って適切な水準と期間を決定していく

【ラガルドECB総裁】

  • 第2四半期の経済成長は第1四半期から減速した模様

  • 労働市場は引き続き底堅い

  • 経済成長へのリスク、下振れ方向に傾く

  • 賃金の伸びは来年にかけて鈍化

  • ECBは事前に特定の金利道筋を約束しない

  • 域内のインフレは明らかに高い

  • 9月にどうするかはまだ決まっていない

  • ECBの決定は全会一致

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-18/SGTT11T0AFB400


上記が発表内容になります。

ほぼ市場の予想通りだったので、そこまで大きく動くことはありませんでした。


9月以降に関しても引き続きデータ次第ということで、現在の所は「まだ決まっていない」との内容でした。

ラガルドECB総裁に関しても、「会合ごとに決定していくので、事前に約束はしない」とのことです。


欧州のデータをしっかり確認していく必要がありそうです。


そしてNY時間からは以下の経済指標がありました。

【米新規失業保険申請件数】

  • 予想23.0万件 結果24.3万件(前回22.2万件→22.3万件)

【フィラデルフィア連銀景況指数】

  • 予想+2.9 結果+13.9(前回+1.3)


かなり強い数字が出ましたが、そこに対しての相場の動きは限定的で、どちらかというと連日のドル安に一服感が出て、その巻き戻しで相場が動いていました。


株価が下落し、金利に関しては長短期金利も上昇して、特に10年に関しては4.2%台に戻してきています。

完全にローテーションの動きとなりました。


そして昨日の米株価に関しては以下になります。


そして現在、「バイデン大統領が大統領選挙を撤退するか?」というような報道が流れています。

年齢も年齢なので、討論会からその話は浮上しておりましたが、遂にオバマ氏なども懸念表明との報道がありました。

ご本人的にも意見を受け止めて考えているみたいですね。


<関連記事>

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-18/SGU7I4T1UM0W00

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-18/SGTWIIT0AFB400


もしバイデン大統領が撤退するのであれば、誰が候補者になるのか注目が集まりますね。

この数日で撤退が決まるのか?に一旦注目です。


本日の指標&要人発言


経済指標

  • 全国消費者物価指数&【除生鮮】

  • 英小売売上高&【除自動車】

  • 加小売売上高&【除自動車】


要人発言

  • デイリー米サンフランシスコ連銀総裁

  • ボウマンFRB理事

  • ウィリアムズ米NY連銀総裁

  • ボスティック米アトランタ連銀総裁


上記になります。


本日は英国とカナダの経済指標(小売売上高)になります。

発言に関しては引き続き続くので、変化があるかに注目です。


本日もよろしくお願いします。

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