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2024年07月09日の見解

昨日の為替相場ですが、米長期金利の動きに合わせた小幅な動きとなります。

材料が無い中での動きでしたので、そこまで大きな動きにならなかったのですが、今週はパウエル氏の議会証言やCPIがあるということで、様子見展開が続きそうな印象ですね。

では昨日の流れをまとめていきます。


まずは東京時間からですが、7/7のフランス下院選挙の結果にて、ユーロクロスがギャップを開けて取引スタートします。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-08/SGAOQGT1UM0W00


このように政治不安の中で、欧州通貨も方向感が出ないまま昨日も引けているわけですが、昨日のユーロドルに関して一旦ギャップを埋めるような動きはしています。

そしてギャップを埋めた後は、30pipsという狭い値幅を行ったりきたりという展開で、方向感が定まらずといった所ですね。


そして、英国のポンドに関しては引き続き底堅かった印象です。

これも昨日の見解にも記載済みですが、政治的な混乱は起きず、一旦は安定している状況の為、ポンドが買われている状況でした。


そしてNY時間に入ってからも以下のインフレ期待が発表されたのみで、特に材料はありませんでした。

結果が以下になります。

【NY連銀インフレ調査】

  • 1年先インフレ期待:結果+3.0%(前回3.2%)

  • 3年先インフレ期待:結果+2.9%(前回2.8%)

  • 5年先インフレ期待:結果+2.8%(前回3.0%)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-08/SGB8EODWX2PS00


インフレ期待が落ちているということですので、本日のパウエル氏の議会証言で「どのような発言内容になるのか?」に注目ですね。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-08/SGAC1HT1UM0W00


まだ今週CPIが控えていますが、今の所は全体的に経済指標で悪い数字が出ているのと、マーケットは9・12月の利下げを織り込んでいる状況です。

今回、このような経済指標の結果についてパウエル氏の待っている「確信できるデータになるのか?」といったところが焦点になっていると思います。

現在FRBメンバーは「利下げをすることができる確信をもてるデータ待ち」という状況ですね。


そして昨日はバイデン大統領が「私はこのレースに残り、最後まで戦い抜き、ドナルド・トランプを打ち負かすことを固く誓う」と表明しました。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-08/SGB39DDWX2PT00

前回の討論会で、劣勢となっていたバイデン大統領でしたが、引き続き今回の大統領選挙を続行していく意向だということです。


昨日の米株価に関しては、S&P500とナスダックに関して最高値を更新という流れになります。

S&P500に関しては今年35回目の高値更新と、もはや勢いが止まりません。

テック系が総じて強かった印象です。


本日の指標&要人発言


経済指標

  • 3年債入札


要人発言

  • バーFRB副議長

  • パウエルFRB議長の議会証言(半期に1度の議会証言、上院銀行委員会)

  • イエレン財務長官の議会証言

  • ボウマンFRB理事


上記になります。


本日はパウエルFRB議長の発言になります。

上記でもお伝えしているように、現在の経済指標や市場動向に対してどのようなメッセージを残すのか?に注目されています。


個人的な印象ですが、タカ派な内容の場合はドルは底堅い動きをして、ハト派な場合は市場と意見が合ったということで、大きく下落して押し目を作りに行くのかな?と感じています。


他にもFRBメンバーやイエレン財務長官の発言も控えているので、変化があるのか注目していきましょう。


本日もよろしくお願いします。

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