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2024年07月05日の見解

昨日の為替相場ですが、NY市場が休場だったこともあり、そこまでの動きにはなりませんでした。

おそらく雇用統計前ということもあったかとは思いますが、他通貨自体もそこまでの値動きにはなりませんでした。

日経平均株価に関しては堅調な動きを見せていて、一時4万1100円台に乗せ、取引時間中の最高値を更新することになります。

では昨日の流れをまとめていきます。


昨日は東京時間から売りが断続的に持ち込まれます。

ドル円に関しては、前日の高値が越えられないことがわかると下落の展開に。


NY市場が休場ということもあり、欧州通貨を中心にドルは売られることになります。


昨日は欧州時間から要人発言や議事要旨の発表がありました。

【レーンECB専務理事】

  • インフレに対する警戒感は依然として残っている

  • 賃金上昇圧力は、緩和傾向が続く見通し

  • われわれが来年インフレ率が下がると考える根拠は、高い賃金上昇率の最後の年であり、賃金上昇がより正常なものになるとみられるため

【ECB理事会議事要旨公表(6月6日開催分)】

  • メンバーはリスクバランスの方向性の変化について異なる見解を表明

  • 賃金は依然として力強く成長している

  • 労働市場について、メンバーは全体として持続的に堅調であると判断

  • 金融引き締め政策の影響は徐々に薄れつつある

  • 予想通りに景気回復が起こるかどうかについて、いくつかの疑問が提起

  • 2026年のインフレ見通し、極めて不透明

  • 政策が過度に成長を抑制しているとの懸念は低下している

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-04/SG3LOMT0G1KW00


世界的に長期的なインフレが懸念されていますが、この前のECBの利下げ時は、この懸念点ばかり見ていて、完全な見通しが立つのを待つことで後手に回ってしまう可能性もあるとし、利下げを決行した様子です。


現在マーケットはECBが「年内1回か2回の利下げ」と考えているようです。

そして昨日見解でもお伝えした英国選挙に関してですが、14年ぶりに政権交代になりそうですね。

勝利したら「スターマー党首」が首相になる予定です。


https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-04/SG4AGUT0AFB400?srnd=cojp-v2


マーケットからするとほぼほぼ予想通りの結果だったので、相場に特に影響は無かったかと思います。

それまで買われている事を考えると、むしろ織り込みにいったという見方をすると、「噂で買って、事実で売れ(buy the rumor sell the fact)」になるのかどうかに注目です。


そして7日のフランス決選投票に関して、ルペン氏の極右勢力が過半数に届かない見通しとの世論調査が明らかになりました。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-04/SG3TU7T0G1KW00?srnd=cojp-v2


マクロン大統領の中道グループと左派連合の新人民戦線が結託して、200を超える候補者を決選投票から撤退させて反極右票の分裂回避に動いており、その戦略がハマっている状況みたいですね。


欧州通貨に関しては、このような政治不安がどのように影響するのかという所なので、一旦7日を待ちたい所ですね。


本日の指標&要人発言


経済指標

  • 雇用統計



要人発言

  • ナーゲル独連銀総裁

  • ウィリアムズ米NY連銀総裁

  • ラガルドECB総裁


上記になります。


本日は米雇用統計になります。

週末は決戦投票も控えていることから今週は余計なポジションは持たず様子見の週にしてよさそうです。

焦らず市場動向を見ていきたいと思います。


とりあえずは雇用統計までは様子を見ていきましょう。

本日もよろしくお願いします。

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