乳がん告知後の初診まで(わたしだけの乳がん物語 #5)
予定が立てられないストレス
Hクリニックから紹介された病院、初診は告知された日の10日後7/7の七夕の日。たまたま以前キャンセルした飲み会がリスケになった日。今度はキャンセルしないのだ。
乳がんと診断されて、無用な検索はやめたはずだった。でも、きりがないとわかっているのについつい検索してしまう。なぜなら時間があるから。
ブログや論文、Youtube…。見た内容によって急激にどっと不安が押し寄せてきて、悪いイメージしかなくなる時がある。感情の起伏についていけず、集中力がなくなり、仕事はもちろん生活への没頭感が希薄になっている。
想像してもどうしようもないことなのに、死や苦しみのイメージばかりつきまとう時間がある。
それがステージ0だろうが関係ない。今はステージ0、浸潤なしと言われていても、未来は誰にもわからないのだから。
もうすぐ夏休み、ずっと前から夫が旅行の計画を立てていた。ただでさえ乳がんと診断されて心労をかけているのだから、せめて旅行は行きたい、英気を養いたい、家族で楽しい思い出を作りたい。
ただ、手術前にMRIなど控えているだろうし、いつ検査や入院、手術になるかわからない中、今後の予定を立てられないことがこんなに心を沈ませるのだとびっくりする。先のことを何も気にせず予定を立てられるということは、とても幸せなことなんだと実感する。
夫には、万が一今後の治療が旅行の日程と被るようなことがあれば、治療を優先したいと伝えていた。旅行を優先して、結果浸潤していた、転移していたなんてことがあったら旅行を後悔しそうだから。
初診を前に、今心配なことをまとめてみた。
・術後病理検査で浸潤部分があるのではないか。リンパに転移しているのではないか。今後ずっと再発の心配にとらわれるのではないか
・左側にあるしこりもがんではないか。両側浸潤がん、リンパ転移、抗がん剤治療となるのではないか
・両胸全摘の場合、再建しない、という決断がゆらいでしまいそう
・MRI、術後の「動かない・動けない」というプレッシャーでパニックになりそう。特にMRI時には安定剤を処方してほしい
・子供にがんという病名を伝えるか
・仕事で夏場を一緒に乗り切ろうとしていた矢先の病気で夫に負担をかけてしまう申し訳なさ
・目の前の生活や仕事に集中できない申し訳なさ
特に、閉所恐怖症としてはMRIがとにかく怖かった。術後も。自分の体に閉じ込められたくない。恥ずかしいけどちゃんと伝えて安定剤を処方してもらおうと思った。
子宮がん検診
毎年GW明けから夏前にかけて、人間ドッグ、乳がん検診、子宮がん検診を続けていた。だから、乳がんだと診断されても、それとこれとは別。ちょうど初診前日に子宮がん検診に行った。
レディースクリニックの先生に乳がんと診断されたことを伝えたら、子宮頸がんだけじゃなくて子宮体がんの検査もすることに。この際だから全部診てもらおう。子宮体がんの検査は初めてだったけど、めちゃくちゃ痛いのね。人によるとは言われたけど、女性特有の臓器に何かしら処置をされるのが本当に苦手なわたしは、痛くて痛くて冷や汗かいた。
また細胞診の検査結果を聞きに行くのだな。今年は試練が多い年なんだな。
帰っても子宮が痛くてやる気も出なくてイライラしっぱなし。体も心も疲れているみたい。ごめんなさいごめんなさい。
ToDoリスト
限度額適用認定証申請
保険契約内容確認(上皮内がんが適用範囲か)
治療費情報収集
医療費控除の確認(領収書整理)
入院持ち物リストアップ
チャイルドサポートの面談予約
夏休みの予定確認
随時追加…
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