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アイデアのつくり方

きっかけ

「積読」と言っておきながら、一応この本は一度読んだ。

私は読書が苦手。特に(少し偏見が入るけど)哲学的な回りくどい話し口調で、しかも和訳されたものがまったく頭に入って来ない。

なので残念ながら、触れ込みの「一時間あれば読んでしまえるが、生涯あなたの心を捉えて話さない本」にはならなかった。

ということで改めて読み直す。
読むきっかけとなったのは、東京都デジタルサービス局「サービスデザインガイドライン」概要の参考文献にこの本が入っていたから。


著者のジェームス・W・ヤングさんは、「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ」と定義づけている。これは新鮮味があった。

無意識に全く新しいものを生み出さなくてはと誤解していたが、天才でもなければ経験値(既存の要素)から出てくるのは当たり前。

アイデアのつくり方の答えはタイトル通り確かに書いてあるが、それは簡単なものではない。

具体的なやり方をざっくりまとめると

1.資料集め→2.データの咀嚼→(ちょっと寝かす。むしろ忘れるくらいに過ごしているうちに、脳内で自然と)→3.データの組み合わせ→4.ひらめき!→5.具体化し展開できるかチェック

おそらくみなさん無意識に近いことはしているが、だいたいが最初の資料集めで飽きて挫折、もしくは、何もしてないのに黙って4を待つ。

4のひらめき!は突然降ってくるものではなく、1〜3をしっかりやっていてこそ生まれる。
哲学書は苦手と言いつつ、最近「はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内」を読んだ。考えるとは…の解説はここではしないが、3〜4の「ちょっとぼ〜としながら、実は脳の隅の方でいろいろ考えてて、日常のほんの一コマが、バチ!っと結びつきなにかアウトプットがある」という行動はこの本にも書いてあったな〜と。

感想というか改善。

とにかく日々インプットが大事。
関係ないことでもなにかにつながるかもしれないから、やってみる。
もちろん、脳を休ませてぼ〜とすることも大切。
これから身に着けなくてはいけないのは、出てきたアイデアを効率よく正しくまとめる力かな。ここをミスるとすべて水の泡。
読書嫌いだが、いい大人だしここで改めて読書をしていこうと新たに決意。

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