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N対Nで伴走し合うコミュニティ型プログラム〜会社設立5年でようやく「らしさ」に気づけた話。

みなさま、こんにちは。
MYコンパス代表の岩橋ひかりです(@HikariIwahashi
いつも、MYコンパス社のnoteを読んでくださってありがとうございます。

2022年4月3日で株式会社MYコンパスは設立5周年を迎えました。

5年間が経って、ようやく、私たちの「らしさ」が見えてきました!
それは・・・

「N対Nで伴走し合うコミュニティ型プログラム」で他者と関わりながら自分への理解を深めて自走する

ということ。
この「らしさ」にたどり着くまでに、たくさんの迷走と紆余曲折があったのですが、会社設立5周年の節目でもあるこのタイミングで振り返ってみました。
5年の紆余曲折と想いを込めて書いたので、以下長くなりますが読んでいただけたらうれしいです!

個人事業からオンラインでの講座運営、会社設立へ

遡ること2016年、新卒2期生として入社したセブン銀行での10年間(うちワーママ歴4年)を経て、キャリアカウンセラーとして細々と個人事業をはじめました。
個人カウンセラー時代に直面したワーママの悩みを本質的に解決したいと、2017年1月に「MYコンパスアカデミー」を開講。会場に足を運んでセミナーに行く時間なんて無かった会社員ワーママ時代の記憶から、当初より完全オンラインで開催したのですが、国内外から参加者が集まり50名強の大所帯でスタート
当時、毎日配信していた登録者1,000名ほどのメルマガでのみ募集をし、福井や栃木、茨城、広島など日本全国、そしてバンコク、上海など海外からも参加のお申込みが入りビックリしながら、オンラインの可能性を強く感じていました。

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(2017年1月の開講式、当時からZOOMを活用)

初めての試みで、実験的にはじめたアカデミー1期。
今だから話せますが、まさか国内外から参加者が集まるとは思ってもいなかったし(関東圏の多忙なワーママを想定してた)、実は開講直前までコンテンツはゼロ!
募集前までに講座のカリキュラム骨子とLPだけは作成していましたが、肝心の中身は… 講座を運営しながら、翌週のコンテンツ動画の資料作成&収録。受講生向けの毎日のメルマガも前日に執筆というドタバタぶり。笑
受講生管理と動画編集、メルマガ配信を一手に引き受けてくだっさった郷さん、その説は本当にありがとうございました!!

そもそも次があるかも分からなかったし、とりあえずやってみよ〜的な感じで始めてみたので、「1期」とも呼んでいませんでしたが、試行錯誤しながらZOOMやFacebookグループなどを駆使しつつ、今で言うところのプロセスエコノミースタイルで、毎日、毎週、コンテンツ制作しながら講座運営に明け暮れた3ヶ月。

さらに、同時に、法人化、コーポレートサイト開設、ラジオ番組開始という割と大きめの案件をすべて4月にするカオスな流れとなり、毎日夢中で働いていました。(ちなみにその春は長男が保育園卒園→小1になる年でもあったのですが、どう生活を回していたのか記憶がないw)(さらにはラジオ番組の企画、ゲスト選定〜オファー、台本作成&収録も毎週やってた。どう回していたんだか。ともに駆け抜けた静華さん、本当に本当にありがとう!)

そんなドタバタの中、晴れて2017年4月3日に株式会社MYコンパスが誕生したのでした。

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卒業生コミュニティ発足

私も受講生も、とことん駆け抜けた3ヶ月間。
全国から仲間が集まっての修了式はそれはそれは感慨深いものがありましたが、その異様な熱狂は冷めやらず。
卒業後も繋がりたいとのリクエストを多くいただき、必要に迫られて卒業生コミュニティをつくる流れとなり(みんなで話し合った結果、なぜか「なでしこ会」という超レトロな名称に決まりましたw)、さらに2期も開講することに。

以降も、3期、4期とコンスタントに講座運営を進め、卒業生コミュニティの人数が増えると、思いがけずコミュニティに価値が付くように。企業との協業の相談をいただくようになりました。

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DENSOさんとの共創プロジェクトが、弊社はじめてのBtoBのお仕事。その後も、マーケティング支援やコミュニティ運営支援の文脈で、江崎グリコさんや日経BPさん、トヨタホームさんなど、ありがたいことに大手企業さんとのお取引が続いています。
(ちなみに、DENSOさんとのお話しが進む過程で、「なでしこ会」じゃ意味不明すぎるよねと「MYコンパスラボ」に改名しました笑)

オンライン×リアル融合のイベント

その後、有志コミュニティ「MYコンパスカレッジ」を開始、女性のキャリアをテーマに月1回のセミナーやイベントを開催するように。メンバーが国内外にいるので、必要に迫られ仕方なく、オンライン×リアルの融合スタイルでイベント運営するようになりました。

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最初は、セミナー会場からオンライン配信するだけでしたが、そのうちに、地方や海外からのリモート登壇者とパネルディスカッションしたり、企業に協賛いただけるようになったり、ビジコンを企画・運営したり。
(↓写真は、弊社主催の女性のためのビジネスプランコンテンスト、exciteさんに会場をご提供いただきました!)

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さらにはシンガポール、バンコク、ジャカルタと海外でもイベント開催するようになったりイベント会社かな?と思うくらいの頻度で開催。
(↓シンガポールでは50名規模のトークイベントを開催。私含め、運営メンバーは全員子連れで、現地でシッターも手配。その裏でトラブルも多発してカオスな旅…今となれば笑い話ですが本当に大変だった笑)

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気づけばイベント、コミュニティ運営がとても得意になっていた私たち。

2020年には日経BP社設立50周年記念フォーラムにて1コーナーまるっとプロデュースする機会もいただき、こんな本格的なイベントをコミュニティ総出で手伝うことになるとは想像もしていませんでした。
(↓コミュニティメンバーがZOOMから登壇。国内外からのパネラーと、ウェスティンの会場をつないでパネルディスカッションって企画でしたが、リハではハウリング酷すぎて焦りまくった…でも本番は大成功!)

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コミュニティと向き合い続けた5年間

様々な活動を続ける合間で、完全クローズドで「京都サミット」「霞が関サミット」と称したコミュニティの在り方を考える機会を設け、国内外のメンバーでコミュニティの方針を議論したりもしました。真剣なんだかのネーミングではありますが、もちろんガチ本気。サミットを通じて、コミュニティの結束を深めてきました。

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振り返ってみれば、MYコンパスの活動は、キャリア支援そのもの以上に、オンラインでのコミュニティ運営に力を注いできたと言っても過言ではなく、私たちの活動の中心に常にはコミュニティがありました。コミュニティ活動を通じて自己理解を深めることができるし、メンバー同士切磋琢磨、応援し合う環境を作ることで本質的な変化変容を提供できると信じて、日々起こる様々なドラマやトラブルに感動したり悩まされたりしながらもコミュニティと向き合い続けてきました。(コミュニティ運営は本当に大変…我ながらよくずっと続けてこれたと思う)

出版と、たくさんのメディア掲載と。

2020年3月には、はじめての緊急事態宣言で世の中が大混乱、書店が次々に臨時閉店していく中で、これまでの女性向けキャリア支援のメソッドをまとめた著書「最強のライフキャリア論。(時事通信社)」を出版。

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ともすると偉そうになりがちなキャリアの話を、読者の方に出来るだけ自分ごとに感じていただけるようにと小説スタイルを採用したことで、校了までの道のりは驚くほど大変だったわけですが…
(登場人物の輪郭を出すため、カフェでのシーンの飲み物はコーヒーが良いのかアイスカフェラテが良いのか、そのレベルで描写にこだわっていたら脳みそおかしくなりました笑)

出版して2年が経つ今も、本を読んで人生変わった、真剣にキャリアに向き合うようになったなどと感想をいただく機会があり、頑張って良かったなと。ただ、初めての出版にも関わらず、このご時世、密かに憧れていた出版記念パーティーの開催タイミングを逃してしまったので、2年越しだけど開催してみちゃおうかな!?とか悩み中w

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また、メディア掲載については、ありがたいことに現在進行形で恵まれ続けております。特にプレスリリースやメディアアプローチなど積極的に行っているわけではないのですが、読売新聞や日刊工業新聞、OGGI、LEE、日経WOMAN、InRed、Marisol他での記事掲載、また、日経doors、マイナビ子育てでは連載の機会もいただいておりありがたい限りです。
(↓初の新聞掲載が、読売新聞全国版!大きく取り上げて頂きビックリ!)

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最近では東京駅の広告に出していただく機会にも恵まれました。
メディア関係各位の皆さま、いつも本当にありがとうございます。

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そして、立ち止まったこの1年

こんなふうに、あれこれ様々なことに挑戦をし続けてきましたが、会社を経営していると、もちろん、順風満帆なわけはなく…
「なんで、こんなことが起こるの・・・?!」と信じられないようなことも起きました。思い出すだけで心の奥がチクッとなるような別れも一度や二度ではありません。様々なトラブルに直面する度に、これもきっといつかネタになる!と歯を食いしばって、時には涙を流しながら前に進んできました。

特にこの1年は過去イチの事案もあり、ある意味立ち止まった期間でもありますが、潜伏期間中(?)には会社の在り方に向き合い、サービスを再設計、テスト運用期間中に新たな仲間と出会えたりと、振り返ってみればとても良い時間を過ごせたと思っています。

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女性のライフキャリア支援からの気づき

今もなお女性活躍推進が叫ばれ続けているほどに、男女平等とはまだまだ言い難い状況ではありますが、働く女性を取り巻く環境は確実に、着実に変化しています。
これまでキャリア支援活動を行う中で、特に出産や子育てなどのライフイベント前後の女性たちと多く関わってきましたが、出産を経て「仕事を続けるか、辞めるか?」と悩む人は減り、この10年で、ワーママであっても自分らしい働き方や生き方を追求しやすい時代に大きく変わりました。

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そんな時代が大きく変わる中で気づいたことがあります。
それは、「性差」より「個性差」が大きいこと。また、ワーママの悩みは実は時代先取りだったこと。

女性活躍推進界隈、「男性が〜」「女性が〜」の文脈で語られがちですが、私は、女性ひとくくりで語るなんて無理!と思っています。これまで「子育て中の働く女性」というほぼ単一な属性の女性ばかりと関わってきたことで、より一人ひとりの個性の違い、多様性に気づくことができました。

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ワーママたちは一見、子育てと仕事の両立に悩んでいるように見えるかもしれません。ですが、ライフステージの変化に直面したことで、またワーママ過渡期で超絶働きづらく生きづらい環境に追い込まれたことで、これからの働き方、生き方に真剣に向き合っているのです。少なくとも私たちは、そうした悩みに向き合い自分が本当に望む生き方を考えるためのプログラムを運営してきました。

時代が大きく変化する中で、あらゆる人が正解のない道で自らキャリア構築する必要に迫られる今、ワーママたちが時代先取りしてきた悩みの解決策は広く活用しなければと使命感すら感じています。

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これまで私たちが行ってきたこと

「自分たちは何者なのか」
自分で自分のことを理解するのが一番難しいわけですが、ご多分に漏れず私たちも。何を提供している会社なのかを上手く説明できず、なんか違うなぁと感じながら「女性向けライフキャリア支援」とか「女性向けオンラインキャリア講座」とか表現してきました。

また、外からは「ワーママ支援」をしている見られがちですが、実は、出産や子育てなど女性特有のライフイベントに即した内容にも、仕事と育児の両立などワーママに即した内容にも講座中では一切触れていませんし、転職や起業など具体的な支援も一切なし。

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無理ゲーとも言えるワーママ生活で極限に追い込まれたことで、「本当にこのままで良いのだろうか?」「自分はこれからどう生きていきたいのか?」とかいうテーマに向き合わざるを得なくなった女性たちに、限られた時間の中で最大の成果を発揮するためのメソッドとコミュニティ構築に徹し、各方面で自分らしく活躍する女性たちを輩出してきた自負はあるのですが、どうしても説明が難しい…

そんな中、5周年を迎える直前の今年3月、<MYコンパスらしさ>に徹底的に向き合い、コアバリューを発掘。アート思考キュレーターで株式会社unit’queの若宮和男さんにお手伝いいただき、「N対Nで伴走し合うコミュニティ型プログラム」が私たちのユニークさだと気づくことができました。

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一般的に、キャリア支援というと1対1のカウンセリングや1対Nの研修スタイルが主流。そんな中、私たちは2017年の創業以来、N対N

支援者もクライエントも敢えて複数、支援者の個性も敢えて活用するスタイルです。N対Nのオンライン上のコミュニティで、他者との違いから自分らしさに気づき、自分だけの正解を決めていけるようにと環境とメソッド作りに徹しています。

取り扱うテーマが「自分らしい生き方」と壮大なので、経験を重ねれば重ねるほどそれを一人の力で支援するなんておこがましいとの思いに至り、試行錯誤を重ねた結果、N対Nスタイルを基軸に、1対1のカウンセリングやテキストカウンセリングなどを組み込んだコミュニティ型のプログラムにたどり着いたのでした。

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これまで5年間<N対N>スタイルで講座運営を続けてきましたが、短期間で変化変容へと導くことができ、且つ講座終了後もリバウンドしない、パワフルで効果的な支援スタイルだと確信しています。ただ、これは私たちには当たり前すぎて、さらに他には無く説明もしにくいため、ほとんど表現できていなかったなと反省。
<MYコンパスらしさ>に気づくことができた今、メッセージを研ぎ澄ませ、もっと広く届けていかねばと思っております。


そしてこれから、6年目

5年間の試行錯誤を経て、6年目。
5年経った今、ようやく「らしさ」に気づくことができた遅咲きではありますが、多くの女性たちを変えてきた自負と、もっと広く届けていかねばとの使命感からアクセルを踏む6年目にしていきたいなと。

具体的には、この1年で再構築、テスト運用&改善を続けてきた以下2つの講座を主軸に、

●N対N、他者との違いから自分だけのキャリアを考えるための1ヶ月間コミュニティ型プログラム【MYコンパスSHIFT】

(これまで5年間運営してきた講座を極限まで洗練させた究極の講座。1ヶ月でほんとに大丈夫かなと正直不安もあったけど、びっくりするくらいに変わる)

●N対N、自分がどうしたいか?を起点にしたライフキャリア支援をしたい人向けのプログラム【ライフキャリアプロフェッショナル養成講座】

(これまで5年間の支援ノウハウをすべて伝授、単なる認定講師というより一緒に活動を進めていく仲間づくり。昨年1月から運営、現在40名ほどのライフキャリアプロフェッショナルが誕生している。)


まずは、一人でも多くの女性が自分らしいライフキャリアを自走できるように全国各地で「L470プロジェクト」を推進してまいります。
(※L470プロジェクト:全国47都道府県に10名ずつ、470名の女性リーダーを輩出、その連携を通じてジェンダーイクオリティを目指すプロジェクト。日本を底上げ、変えていくくらいの気持ちで取り組んでいく所存)

すでに、福井県ではライフキャリアプロフェッショナルのチームが県の採択を受けて始動するなど、全国で活動を広げていけるように尽力中。

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私たちがこれまで培ってきた<N対N>、他者との関わりから自分への理解を深めて自走する、この世界を体感いただける場を広く届けていけるように、敢えてリアルの場、直接関わりや繋がりを作る場を開催予定。

直近、ライフキャリア相談会を定期開催する予定にしていたり、夏前には大きめのイベントを開催する計画も立てていたりするので、得意のプロセスエコノミースタイルで進めていくことになりそうです。

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つい、目の前の講座運営に集中しすぎるがゆえに、発信が疎かになりがち、水面下での活動になりがちなので、その点は大いに反省。今後は様々な活動を発信できるようにと設計を調整している最中。

ありがたいことに、こちらのnoteいつの間にか1,600名を超える方にフォローいただく人気メディア(?)に育ちつつあり、今後も定期更新してまいりますので、フォローがまだのフォローで応援していただけると大変喜びます

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最後になりましたが、これまで私やMYコンパスに関わってくださった皆さま、そして今、現在進行系で関わらせていただいている皆さま、皆さんのおかげでこれまで活動を続けることができました。ありがとうございます。

MYコンパス6年目のこれからも。
私たちが目指す「ライフステージの変化に柔軟に、才能を活かしながら幸せに生きていける社会」の実現に向け、自分だけのキャリアを自走できる方を一人でも多く増やすべく、チームMYコンパス一丸となって駆け抜けます!
これからも私たちMYコンパスを応援していただけるとうれしいです。

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なんだかとても長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

2022年4月4日
株式会社MYコンパス 代表取締役 岩橋ひかり

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Twitter▶ @HikariIwahashi
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