不安な人は、今を丁寧に生きてみる

コロナの問題が日本で
大きく取り上げられるようになってから
約2か月が経ちます。

最近は
「不安でいっぱいで精神的につらい」
と、ご相談されることが多くなりました。

そのお気持ちは
今、誰もが理解できる部分だと思います。

なんとか精神的にバランスをとっていても、
ふっと気を抜いた時に、

「これがいつまで続くのだろう」と
不安に押しつぶされて
崩れてしまうのではないか、という
思いの人も少なくないとおもいます。

ただ今回のコロナのことに限らず、
将来のこと、先のことを考えすぎると
人は不安になるようにできています。

それが
今回のコロナで顕著になったと思います。

今のような混乱期には、
先や将来のことは
考えすぎないこと、が大切になります。

ただ無計画で楽観的になる、
というのではなく、

まだ起きてもいないことを
あれこれと考えていたら、
人間は不安になるようにできているのですから、
そこに意識を向けない、ということ。

では、次々とわいてくる
将来の不安に
どのように意識を向けないようにしていくか。

それは
「今」に意識を向けていくこと。

では、
どうやって「今」に意識を向けていくか。

それは
今、行っている
ひとつひとつの行動を「丁寧」に行うこと。

コップを洗う時、
洗濯物をたたむとき、
ドアを閉めるとき、
靴を履くとき、
お茶を飲むとき、
呼吸をするとき、
ひとつひとつを「丁寧」に行っていく。

丁寧に行う時、
私たちの意識は「今」に宿りますから、
不安や心配には
意識がいかないようにできています。

気持ちや行動が
丁寧になるだけで
そこにはシンプルさが生まれていき、
私たちの心は自然と調ってきます。

先の不安に押しつぶされそうになった時には
今この瞬間の行動を丁寧にしてみる、

それでも
「どうしよう、将来を考えなければ！！」と
いう思考が抜けないのであれば、

まずは、
明日のことだけを
丁寧にスケジュール化して、
客観的に見てみる、
それでよいと思います。

今を丁寧に過ごすをシンプルに繰り返して
心が整ったとき、

安心とともに意識はクリアになって
先のことが自然と見えてくるようになります。

それまでは、
今この瞬間を丁寧に。

もし余力があれば
アーユルヴェーダの
ディナチャルヤ（理想的な1日の過ごし方）に沿って、
1日を丁寧に過ごしてみてください。

明日も穏やかな1日を♪

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