占いのあのラッキーアイテムには秘密があった!?占いが信じられる心理効果とは?

あなたは血液型占いや性格診断を信じていますか?
実は血液型占いや性格診断には科学的な根拠はなかったりします。
ではなぜ人は信じてしまうのでしょうか。

実は誰にでも当てはまるものを言っているだけで、それを言われた人は「あ、それ私のことだ!」と認識する心理効果を使っているからです。
これを「バーナム効果」といいます。
アメリカの心理学者バートラム・フォアが実験を行ってわかったものです。

フォアは学生を対象に心理検査を行いました。
その実験は、心理検査の結果を無視して、「あなたは使われず活かしきれない才能を持っている」「自分が正しい行動をしたのか疑問を持つことがある」などの星座占いなどをサンプルに誰にでも当てはまりそうな文章を検査結果として渡しました。

その検査結果がどれだけ自分に当てはまっているかを学生に渡したところ、6段階評価で平均点4.26という高得点で「これは自分の性格を言い当てている」とフィードバックが返ってきました。

バーナム効果にはある特徴があります。
それは肯定的なものを信じ込みやすいという特徴です。
占いではラッキーアイテムなどが紹介されますが、あれがまさにそうですね。
ネガティブなことを言われると否定したり信じなかったりしますが、そこにラッキーアイテムというポジティブに切り替える要素が加わることで、よりその占いを信じてしまったりします。

しかし自己評価が低い人は、自己否定している傾向が強いため、その分自己否定を証明したいがために、否定的なことを言われると、「やっぱり自分はだめなんだ」と思い込むことがあります。

占いは楽しむ程度にとどめておいた方がいいのではと私は思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?