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HELLO

毎朝、目が覚めて当たり前のように1日が始まる。
まず妻や息子に「おはよう」と挨拶をするありふれた行動。

僕の実家はマンションなのですが、幼少の頃から高校生くらいまで
挨拶というものを軽くみていたのは否めない。
高校生当時、クラスの友人のお宅にお邪魔した時、その友人も自宅がマンションだったのだが、僕は衝撃を受けた。
その友人は、マンション内ですれ違う全ての人に
「こんにちわ」と挨拶をするのだ。
こんな大した事ない話でも僕は間違いなく衝撃を受けた。
それから僕も実家マンション内ですれ違う全ての人に根こそぎ挨拶をする様になった。
するとどうだろう。しばらくしてから母親に言われた。
「あんた、最近近所の人から挨拶してくれて好印象ってよく言われるよ」
挨拶ひとつでこんな簡単に他人からの印象が変わるのかと感じ、今では何かしらの挨拶を誰にでもする様にしている。

さて今回は

挨拶

にスポットを当てて話を進めていきたいと思います。
行ってみよう。

最近、YouTubeにてAbema TVのAbemaPrimeという番組の動画を良く見ている。
そこでは一つの議題をアナウンサーを中心にゲストの方々と討論をする様な番組だ。
その議題の一つに若者の挨拶離れという物があった。
話を聞いてみると、

◯挨拶に必要性を感じない
◯そもそもコミュニケーションが苦手

上記2点を抜粋したが、こんな感じである。

確かに僕自身、会社内で生活にするにあたって少なからず
若者の挨拶離れは肌で感じている。
余談だが、それに加えて
返事をしない若者
という点も僕は同じくらいの違和感を感じるが、今回は挨拶の話なので
脱線する前に割愛させて頂きます。笑

確かに挨拶というのは考えてみればただの言葉ですし
見ず知らずの人全てに挨拶をしていては逆にヤバい奴だと勘違いされかねません。
しかし誰にも挨拶をしないってのも少し寂しい感じもしますよね。

先程にも書いた僕が感じる若者の挨拶離れですが
今の職場に10数年いる僕はどちらかというと中堅社員になってしまうわけですが
やはり後輩から挨拶をされる事に慣れているので、挨拶をしてこない後輩を見るとちょっとだけ「ん?」って思います。
しかしながら、挨拶というのは上下関係などとは微塵も関係のない話で
どちらからともなく交わすものだと認識しているので僕は先ほど書いた通り
根こそぎ挨拶をする人間なので後輩だろうが上司だろうが関係なく自分から言っている…つもりにはなっています。笑
それとは別に挨拶をしても返さない上司や先輩。
こちらの方が大問題の様にも感じます。

ここでひとつ、少し関連性のある実話を少々。
職場の後輩でもあるが、会社の経営者一族なので上司に当たる者の話だが
この彼、まさに挨拶をしない側の人なんですね。
こちらからすれば返してくれるんですが、しない人間には完全スルーなので
正直周りから良い印象の話は聞きません。
数年前、その彼がまだ平社員の立場で一緒に働いていた時
当時の上司に「挨拶をしろ」と叱られたのです。
その場では「すいません」と平謝りをしていましたが、その後彼は言いました。

「仕事に挨拶なんていらねぇだろ。お前の仕事の優先順位で挨拶がどこにあるのか教えてほしいわ」

僕正直びっくりしましたよ。
ただ、ちゃんと挨拶をする事が絶対的正義とも思ってないですし、
合理的な考え方をするのであれば、あたり構わず挨拶を交わすという行為にあまり意味を感じません。
それでは挨拶というものに意味はないのか。
いや、そうは思いたくありません。
もう1点お話をします。

初めての会った相手に話しかけることって、少し恥ずかしいような緊張するような、
不安と緊張が入り混じったような何かが心の痒みとなってくる様な感覚があります。
なので挨拶を交わすという行為が億劫に感じる人もいるのではないでしょうか。
世間ではそれを"人見知り"と呼びます。

また会社での話になるのですが入社したての頃、先輩の女性社員にこんな言葉を頂いた事があります。
「20歳超えて自分は人見知りだっていう奴は、ただのヘタレ」
この言葉、僕は今でも魂に刻んでおります。

最近は良く「自分はコミュ障だから」という言葉を耳にします。
コミュニケーション障害という言葉を略し、親やすくかつ気軽に使い易くした言葉ですね。
現代では僕のいう人見知りはコミュ障という言葉に変化して使われているのかなとも思います。
親やすくなったせいか、人見知りという個性は大衆化されてきた感じがします。
ましてや気軽に使い易くなったせいか、挨拶という行為に対してもその言葉で逃げれる様になってしまった感じは否めません。
かといって挨拶はコミュニケーションの入り口でもあるので、それすらやらなくなってしまったならば人間は自身をより孤独の闇の中深くに追いやってしまう事になり得ません。

さて、それでは挨拶って何なのでしょうね。
書いていて、根こそぎ挨拶をしている自分がアホらしく感じてきました。笑

Abema TVの番組内でもゲストのひろゆき氏が仰っていたが
海外では、挨拶は相手に敵じゃないことをアピールする事
みたいなニュアンスの話をしていた。
僕はこの意見を大いに納得しました。
これだ!って思いましたね。

それはやはり極東の平和ボケした島国日本の文化性だなって感じました。

そうですよね、街を歩いていても突然攻撃してくる人はほぼいませんし、
誰かに迷惑をかけなければ、とりわけ注目を浴びることもありません。

ですが、社会全体が映画クローズの校内の様な環境だったら
これまで挨拶をしなかった人々も、こぞって挨拶すると思うんです。
誰だって痛い目は見たくありませんしね。笑
敵じゃないアピールを全力ですると思います。

しかしそうすると強き者が挨拶をしなくなる…
むう…話が元に戻ってしまう…

ここまで挨拶について話をしてきましたが
特に答えとなる様な事はありませんでした。
というより、こんな重く受け止める話でもないのです。
いわばたかが挨拶なんです。
たかが挨拶なら、しないよりした方が良いじゃないですか。
ひろゆき氏も言っていました。
「挨拶して損はしないけど、挨拶しないことで損することはあるよね」と

挨拶は対人関係をスムーズに進めるために必要なスキルです。
子供ができて大人が出来ないなんてことは絶対ありません。

変に挙げた拳、ちょいと下ろしてみて
明日、いつもより多く人に挨拶してみると
思いがけない所の人間関係が良くなるかもしれませんよ?

やはり僕はこれからも挨拶はしっかりと出来る奴でありたいと
改めて思える様な記事でした。

この辺にしときます。笑

⭐︎最後までお読み頂きありがとうございました。

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