歯列矯正は「知らなかった」が多すぎる⑧ボロクソ言われても虫歯治療を受けた結果
↑の続きです。
矯正歯科で虫歯を指摘されたので一般歯科に行くと、矯正歯科でのずさん(?)な施術をボロクソに言われ、傷ついたけれどもその歯科で虫歯治療をしてもらうことにした私です。
虫歯治療は、リテーナーが関係ない下の奥歯から始まりました。
治療が始まると矯正のことが話題に出ることはなくなり、先生が否定的な発言をすることもなくなりました。
淡々と虫歯の治療を進めていくといった状況だったので、特にストレスは感じなくなりました。
また、この歯科では息子を連れて行くと診察台についているモニターで幼児向けの動画を観せてくれたり、歯医者が好きになるようにと小さいおもちゃをくれたりしました。
息子が機械の音に驚いて泣くと、数分休憩をとって様子を見てから治療を再開し、それでもダメな時は衛生士さんが抱っこしてあやしてくれました。
先生は「歯医者に来る経験をしておくと、自分が検診や治療を受けるときに楽だから、どんどんお母さんの治療に付き添わせたほうがいい」と言っていました。
この先生は説明が的確だし、言葉に説得力があるので、基本的には頼りがいがある方だと思います。
他の患者さんへの対応を見ても、特に変な様子は感じませんでした。
そして、ここの衛生士さんは優しい方ばかりで、些細なことでも質問しやすく、誰に担当されても不安が少なく治療を受けられることに気づきました。
息子も衛生士さんたちになついて、覚えたての言葉を披露したり、帰り際にニコニコしながらバイバイしたりするようになりました。
私は「最初にボロクソ言われたことは絶対に忘れないでいよう」と決めてはいましたが、だんだんと通うのが苦ではなくなっていったのです。
そうして虫歯の治療を受けていくうちに3ヶ月くらいたち、矯正歯科で定期検診の予約をしていた日が近づいてきました。
私は一般歯科に毎週通っていたので、さらに矯正歯科に行くのが面倒に感じました。
また、やはり虫歯が10本以上あるのを見過ごされたことが引っかかっており、矯正歯科に対して不信感を抱いていたのです。
テキトーに歯並びとリテーナーの調子を見られるだけで何千円も取られるのは、無駄に思えました。
一般歯科の先生の言うことは、確かに正しいのです。
私は矯正歯科に電話をし、「虫歯治療が大変なので、落ち着いたらあらためて行きます」と、予約をキャンセルしました。
この頃、私は一般歯科の先生の言う通り、もう矯正歯科に通うのをやめて、一般歯科でフォローしてもらってもいいかなと考えるようになっていました。
しかし、簡単にそうはいきませんでした。
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