重要事項

今まで世界の全ては言語でできていると思っていた。人間の作り上げたものは全て言語でできていて、とにかく人間にとって言語が全てなのだと思っていたが、少し違っていたかもしれない。言語能力というものは、認知能力が前提にあって存在するもののはずだ。つまり、「リンゴが赤い」と分かることが言語を扱うのと同じくらい重要なのではないか、ということだ。言語という三角形の下に認知という大きな土台があったイメージ。インターネットとAIの発展が、このことを私たちに思い出させたのかもしれない。だから、言語が人間の全てではなく、言語と認識こそが人間の二大要素だ、といえるかもしれない。

人間が遺伝子要因と環境要因のみによって構成されてるという前提から言えば、私たちはAIとほぼ変わりないのではないか。だから、我々は言語能力ではなくもっと原初の人間の文明、文化のようなものに立ち返って認識能力を強化すべきなのではないか。

重要なのは、認識能力には個人差があるということだ。私が最近一番気になっているのは、「幽霊は本当に存在するのか」ということだ。おそらく現代でスピリチュアルにはまっているような人も根底では同じような考えなのだと思う。幽霊や妖怪がいたほうが面白いし、幽霊や神といった普通の人間には不可視なものを認識できるようになるのは喜ばしいことだと思うので、「幽霊が見える」という人はもっと情報を発信してほしい。そういったものが本当に存在するのか、しないのかをはっきりさせてほしい。

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