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母の味、おいなりさんに挑戦2

さてさてリッチーも無事昼寝から起き、添い乳から解放された私はキッチンに立った

炊けた米に寿司酢を混ぜる、
あ、どれくらい混ぜたらいいんだろう
目分量ってほんと難しい
酢飯を目分量で作るのは初めて
あ〜、せめて酢飯だけでもレシピ検索しとけばよかった
でももう適当に作り始めちゃったからこれでいいやえいっ
ちょいちょい味見をして、まあ、こんなもんでいいか

粗熱の取れた油揚げを開く
酢飯を入れる
角っちょのとこまでしっかり米が入るよう押し込む
破れないように破れないように、、

とにもかくにもまずはひとつ味見をしてみよう!

、、、!

美味しくない、、、!

なんか大豆の味がしすぎ、味が薄い、、、!
もしかしたら温かいからかもしれない?いやしかし、それにしても味が薄いような、、、

だめだ、失敗だ
いやまて油揚げはまだ温かい、出汁醤油でも足してすこし待とう
もう一度煮直すにはもう晩御飯の時間が近すぎた
出汁醤油よ、染みてくれ〜!
数分、他のおかずを作る間寝かせておいて、
再びおいなりさんを包んでいく
もう、味が薄くてもなんでもやるしかない

見た目はまあ、良いでしょう

もうひとつ、食べてみる
さっきより冷めたせいか、出汁醤油が少しは染みてくれたのか、さっきよりは良い!
おいなりさんぽくなった
おいなりさんぽく?
おいなりさんぽいじゃだめなんだよ〜!

夫も食べてみてひとこと
「全然違うね、全然足りない」
母のおいなりさんはもっと味がしっかりしていて、甘さ控えめといえどもコクがあると
「頑張ってください」
と言われた

いやほんとに、全然違うね、、、
あーまだまだだ
というか初めて作って目分量だもんそりゃそうだよね

夫からの提案
「今度作る時よっちゅん(我が母は私の周りではこう呼ばれている)に隣で見ててもらって、目分量なのを計量して作ったらどう?」
なるほど、そうだな
油揚げだってどれくらいの水の量でどれくらいのツユの濃さで煮たらちょうどいい味になるかなんて難しい、、そもそもちょっと行き当たりばったりすぎた、、
もっと料理経験豊富な人ならできるのかもしれないけれど、、、
わたしにはちょっと高いハードルでした

そして毎回同じくらいの味を再現するためには、やっぱり計量された分量を知っておきたいよね〜

次回はレシピ化を目指して、母に隣で見ていてもらうことにします

ちなみにリッチーはというと、いちおう3口くらいは食べてくれました
吐き出されはしなかったから、おいなりさんという食べ物をやはり好きなのは好きなんだろうね〜でも、濃い味好きのリッチーはその後は決して口を開きませんでしたとさ

かぶりついてほしいところだが、
小さくして口に入れないと食べてくれないヒト
おいなりさんを小さくするのって結構難しいよ、、

目指せ母の味!

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