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Boys Be Singing! コーラスサークルメンバーを中心にBL、GL、HLあ…

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Boys Be Singing! コーラスサークルメンバーを中心にBL、GL、HLありの、一次創作小説、漫画のシリーズです。  書いたり描いてる人→紫音うさ茶、描いてる人→銀坊

最近の記事

【創作BL】雨降って地固まる / ベルアン

「ベル、再来週のコンサートの件なんだが」 「……」 「舞台配置のことで相談が――って、ベル? 聞いているか?」 「あ、あぁ、ごめん。何? イーサン」  あれから――中庭でベルトルトがアンジェに声を掛けて、冷たく突き放されてから二週間が経った。あれ以来、ベルトルトはどこか魂が抜けた様子で、放課後はおろか、授業中までも常にぼんやりどこか遠くを眺めていた。誰かが名前を呼んでも一度では反応しないことがほとんどだ。  二週間もこんな様子が続いていれば、あのノエルも含めて誰もがベルト

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      BBS!サークル権力者とパリピたち

      • 【創作BL】視線の先には / ロイルカ

        「それでねー、その時イーサンが……」  椅子に前後ろに大股を広げてまたがった状態で、ルカはロイに話しかけていた。にこにこと笑顔のルカに対し、ロイは眉間にしわを寄せて何か考えている様子だった。しかしルカはロイの様子は大して気にする風もなく、話を続ける。 「ほんっと、イーサンって頭が固いっていうか、融通が利かないよね~」 「……」 「あれ? 聞いてる?」 「……っ、あ、あぁ……聞いている」  もちろん、ロイはルカの話など聞いていなかった。さらに話を続けるルカに対し、ロイの視

        • おさわがせ伴奏者

          「学指揮のイーサン・グレイだ。至らないところもあると思うが――」 「伴奏希望、ルカです!」  入部してくれた一年生の自己紹介が終わり、二年生に移ったところで、勢いよく開いたドアの音がイーサンの自己紹介を遮った。何事かと全員の視線が一斉にそちらに向く。 「あ、イーサンだ! よかったぁ、コーラスサークルの部室ってここだよね?」 「……お前な」  その張本人は視線を気にすることなく、自己紹介のために起立していたイーサンのほうへ向かって歩み寄ると、空いている席はないかきょろきょ

        【創作BL】雨降って地固まる / ベルアン

          【創作BL】それは昼休みの出来事だった / ベルアン

          「お疲れさま、アンジェ」  コーラスサークルの練習が終わり、早々に帰りの準備を済ませて帰ろうとしていたアンジェの前に現れた、大きな壁。 「この後時間あったりするかな? 最近オープンしたカフェのケーキがおいしいって聞いたから、よかったら一緒に――」  嫌でも聞き慣れてしまったバリトンに、アンジェは露骨に嫌そうな表情をし、ぷいとそっぽを向くと、そのまま部室を後にする。  その背中を見つめる大きな壁ことベルトルトの表情はうれしそうで、それを目撃してしまったイーサンはいつものこ

          【創作BL】それは昼休みの出来事だった / ベルアン

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          【創作BL】BBS!ベルアレ3 この歌声が遠くのきみまで届くことを祈りながら

          【創作BL】BBS!ベルアレ3 この歌声が遠くのきみまで届くことを祈りながら

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          【創作男女】願わくば / イーサン×マリー

          「あら、イーサンも今帰り?」 「……マリーか」  突然の雨に、折り畳み傘を鞄の中から探していると、不意に呼ばれた名前。  オーケストラ部のマリーことマリエラだった。台詞と、背中に楽器ケースを背負っているのを見るあたり、彼女もちょうど今帰りらしい。  イーサンはコーラスサークル、マリーはオーケストラ部に所属しており、一見接点のない二人だが、年に一度か二度合同で発表会を行っており、その練習で知り合った。イーサンは学生指揮者、マリーはバイオリンでトップサイドを務めており、ポジシ

          【創作男女】願わくば / イーサン×マリー

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          人様の服を借りた(彼シャツ的な)(最後の何?)

          人様の服を借りた(彼シャツ的な)(最後の何?)

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          【創作BL】通り雨 / イサノエ

          「あ、雨だー」  ノエルののんきな声に、イーサンが楽譜から顔を上げる。窓の向こうでは確かに雨が降っており、先ほどまでの青空とは打って変わって、灰色の雲がたちこめていた。 「イーサン、傘持ってきた?」 「折り畳み傘なら鞄に一応。……けど、通り雨だろうし、すぐ止むな、これは」 「そうなの?」  こちらにやってきたノエルに、イーサンはほら、と持っていたスマートフォンの画面を見せる。今しがたイーサンが調べた天気予報のページでは、数時間ごとの天気は晴れマークないし曇りマークが並ん

          【創作BL】通り雨 / イサノエ

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          【創作BL】部長と学指揮(と天使たち)2 /イサノエ

          【創作BL】部長と学指揮(と天使たち)2 /イサノエ

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          BBS!グッズ用(笑)

          BBS!グッズ用(笑)

          【創作BL】たとえば、の話 / ベルアン+イサノエ

          「えーと……これはたとえばの話、だが」  居残って譜読みをしていたイーサンが突然もごもご切り出す。少し離れたところで読書をしていたベルトルトが、なんだい、と顔を上げる。 「その……ベルトルトは、アンジェと」 「アンジェと?」 「付き合えたら……とか、そんなことは考えていたりするのか?」  ベルトルトはアンジェが入学して間もない頃、今はほとんど使われることのないほうの中庭で、アンジェがひとりで歌っていたのを聞いてすっかり虜になってしまったのだという。それからというもの、ベ

          【創作BL】たとえば、の話 / ベルアン+イサノエ

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          【創作BL】 ベル×アレ2 たとえば君が僕を愛するとして

          【創作BL】 ベル×アレ2 たとえば君が僕を愛するとして

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          【BBS!】マリエラ

          【BBS!】マリエラ

          【創作BL】ベルトルトのイケナイ♡妄想 ベルアン

          【創作BL】ベルトルトのイケナイ♡妄想 ベルアン

          【創作BL】聞くに聞けない / ベルアン(+イーサン)

           人は、自分に好意的な態度をとってくれる人を好きになるものだと思う。少なくとも、敵意むき出しの人のところへは、好き好んで行かないだろう。……よっぽどのもの好きでなければ。  自分の声が嫌い、だから誰とも話したくない、話しかけるな。周囲の同性が徐々に変声期を迎える頃から、アンジェは特に外では声を発さなくなった。それまで仲良くしていた友人たちからも、からかいの対象になり始めたことがきっかけで、距離をとるようになった。  誰かに嫌われることは、簡単だった。  それはアンジェが

          【創作BL】聞くに聞けない / ベルアン(+イーサン)