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ダメ母

家の片付けが一巡した。二巡目はこの家を引き払う時だろう。特に意識したわけではないが、断捨離の最後は子どもたちの作品を保管したクリアボックスだった。

けっこうずっしりと入っているので、少し減らそうと思ったが、どこかの段階で整理していたのだろう、捨てられるものはほとんどなかった。結局、なくさないようにと思って入れていたおいた「ヘソの緒」の入った小さな箱だけを取りだした。

無題

彼らの作品や写真を見ながら、私がダメ母だったから今の状況があると、罪悪感でいっぱいになった。世間的に見れば、特に問題はないのだろうけれど、生きるために大切なことを伝えていなかった。私の気づきがもっと早ければ、ちゃんと伝えられたのに。どうしようもなかったと言えばそうだし、親というものはいつの時代もそういう後悔を持つものかもしれないが・・・。

社会的肩書きも、安定した職も、二の次三の次なんだ。ただただ、健康でいてほしい。もし、子どもが欲しいなら、健康な子どもを産み育ててほしい。これがとてつもなく難しい時代になった。だからこそ、騙されないことだ。それを伝えることができなかった。


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先日のHEAVENESE style 〔episode83 (2021.11.7号)〕でハラリ・ユヴァル教授の講演の様子が紹介されていた。字幕を一部書き起こしてみた。

私たちはおそらくホモサピエンスの最後の世代になると思います。
・・・
未来の地球の支配者は一体どのような姿をしているのでしょうか。それを決めるのはデータを所有する人たちです。データを支配する者は人類の未来を支配するだけでなく生命そのものの未来を支配することになります。なぜなら、今日、データは世界で最も重要な資産だからです。もし、あまりにも多くのデータが少数の人に集中すると人類は階級ではなく、異なる種族、すなわち異なる種に分かれてしまうのです。
では、なぜデータが重要なのでしょうか?
それはコンピュータだけでなく、人間やその他の生物もハッキングできる時代になってきたからです。
・・・
実は人間のハッキングも可能になってきているのです。
では、人間をハッキングするためには、何が必要でしょうか?
それは2つあります。
膨大なデータ処理能力と、大量のデータ、特に生体情報が必要です。
(HEAVENESE style episode83 (2021.11.7号) 1:33~)

2018年1月末、ハラリ・ユヴァル教授がダボス会議に招かれて講演したものだ。


”データを所有する人”が支配者になるってどういうこと?


ガンジーの言う「七つの社会的罪」(Seven Social Sins)のうちの二つ、

「人格なき学識」(Knowledge without Character)
「人間性なき科学」(Science without Humanity)

ではないか。

神がいるとすれば、神への凄まじい冒涜だ


こういうトンデモ時代に子どもたちを生んでしまったことも悲しいが、ちゃんと気づいて、逃げなければならないということを伝えられなかったことが、もっと悲しい。

私が、実家の親から譲り受けた「立身出世志向」フェミニズムなどのくだらない思想に振り回されて、一番大事な子育ての期間を台無しにしてしまった結果だと。


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「聖書預言」によれば、確実に今は「終わりのとき」に近づいている。

プロテスタントの人々は携挙(けいきょ)というものを信じている。

携挙:キリスト教、特にプロテスタントの信仰内容の一。イエスの再臨のときに、敬虔 (けいけん) であったすべての死者が蘇り、生きている信徒とともに天を昇ってイエスと出会い、永遠の命を得るというもの。 (「goo国語辞書より)

世界がひどい状況(「大艱難時代」)になる前に、イエスを信じる人たちは天に引き上げられるということだ。本当にそんなことがあるのかと思うが、「グレートリセット」なるものが着々と進められ、内閣府が「ムーンショット計画」を発表するというSFみたいな現実を思えば、あり得るのではないかと個人的には思う。

クリスチャンたちがいなくなる「携挙」のあとに来るのが7年間の「大艱難時代」。アメリカはクリスチャンが多く、社会的に重要な地位にいる人も多い。その人たちが「携挙」で一挙に忽然といなくなってしまったら、アメリカという国が機能しなくなる。それが「大艱難時代」への引き金になると言う人もいる。

私はどこの教会にも属していないが、不思議体験があったからイエスを信じている。でも、ウチの子たちが地上に残されるならば、携挙組に入りたくない。そんなことを心配するよりも、「聖書」には縁のないウチの子たちが少しでも「生き物としての生」を長らえるためには、この流れを少しでも遅くすることを考えるべきだ。「反キリスト」とそれに繋がるものは意識している。だから、彼らが進めようとしていることをできる限り受け入れないし、彼らが進めていることと逆のことをする。

ダメ母である私には、そのくらいしかできない。

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