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花はいつでも人に寄り添ってくれる

こんにちは。なんだか無性に本屋に行きたい気分です、みうです。
見やすくて伝わりやすいパワーポイントの作り方とか、そういうのをひたすら読み込みたい気分です。
それと、単純に英語学習に力を入れたいので何かいい教材がないかな、といった感じです。それから新しく取ろうと思っている資格の教材も探さないと。なんだかんだ用事じゃないか、本屋に行くこと。

今回は花の優しさについて私が感じることをお話しします。

10月、花を見に出かけた。

私は2、3週間前、気の置けない友人と一緒に電車に乗ってある場所へ出かけました。
これぞ全休の有効活用と言わんばかりに、平日の昼間から堂々と軽々しいカバンで出かけます。
新しく買ったワンピースを着て、腰のところでベルトをキュッと結んで。
それまでにない高揚感に包まれて、道中友人とワイワイ話しながら目的地へたどり着きました。

私がその日向かったのは、埼玉県日高市にある巾着田曼珠沙華公園。曼珠沙華は、彼岸花という名前で有名な花です。

ある日Twitterを見ていた時に、偶然一面の赤い景色を映した写真を目にしたのが最初でした。鮮やかな赤色と繊細な花が一面にわたってずーっと広がっている様子は、カメラ越し、液晶越しにもあまりに美しくて。

いったいどこなんだろうと調べてみると、

埼玉…!

行ける…!!

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ということで行きました。

一緒に行った友人がカメラ好きでそれで撮影してくれたので拝借することとしましょう(許可取得済)。ちなみにアイキャッチ画像も友人から拝借しました(カメラ買おうかな私も)。
こんな感じでした。んー、今見ても鮮やかで美しい…。

決して長い時間ではなかったけれど、電車にゆらり揺られて美しい風景を愛でて帰りに美味しいものも食べて帰るという幸福度数の極めて高い1日を過ごしました。あー、同じ10月の出来事とは思えないくらい遠い昔のようだ…。

優しい花が好き。

花について詳しい知識があるわけでもないのですが、私は花が大好きです。
花束も花畑も大好きです。

本当は今年のゴールデンウィークにはひたち海浜公園のネモフィラも見に行こうと思っていたんですが、機を逃してしまい行けず仕舞いでした(来年リベンジします、絶対に)。

もちろん、紅葉狩りも、花見も大好きで。

考えてみたら私は昔から花が好きだったなあと思いました。
今覚えている限りの一番最初の将来の夢は「お花屋さん」ですからね。可愛い。
店先に並べられた花の鮮やかさと生命力、そしてその郁しい香りには今でも横を通るたびに惹かれます(虫が苦手でなければ絶対バイトも探してた…)。

花束は昔は友人の習い事の発表会の時に意識するくらいでしたし、今になってすごく花束を買う頻度が増えた訳でもないものの、ここ数年の母親の誕生日にはいつも花束を買っています。
送る側もより一層幸せな気持ちになれますよね、花束って。

あと、将来家庭をもつ場合には、何も記念がなくても気が向いた時にささやかな花束が家に飾られているような家庭を築きたい、という謎に具体性の強い願望もあります。
まあ、家庭を持たなくとも、一人暮らしの時にちょっとやってみたいなあ、なんて思ったりします。単純に考えて心が豊かになる気がします。

花は感覚に訴えて、優しさで角を取り去ってくれる。

花は視覚から嗅覚から、様々な方向から私たち人間の心に語りかけてくれるような気がします。
先日少しだけお話ししたキンモクセイもそうです。その香りと可愛らしい小さな花が、ふと季節の移り変わりを知らせてくれます。

日常の片隅にあるその花は、日常の一部として見ているだけでも十分ですし、ちょっと余裕のある時にはその「日常」を少し切り取ってそこに集中してみると、自分の中の感性が刺激されるように感じます。

それでいて花は美しいものですから、だんだんと見入るうちに心の中の奥深くまで忍び込んできて。
心に何かしらトゲが刺さっている時でも、花はそれを無理に引き抜くのではなく、その尖ったところを優しく包んでくれる、そんな気がします。

もちろん引き抜くことも大切ですし、角をなくすことも大切です。でも、その尖った部分を無理になくそうとするのではなく包み込んで「柔らかく」するということは、ひょっとしたら人間の意識下では、つまりある種の「人工の優しさ」では難しいことなのかもしれません。

だからこそでしょう、花の優しさに触れている時が私は本当に幸せです。
いつでも変わりなく自分に寄り添い自分を包み込んでくれるその雰囲気。花の纏うその姿、その香りの全てが美しくてたまりません。


…なんて書いていたら花屋の店先の明るい風景がぼんやりと浮かんできました。
明日、ブーケでも買って帰ろうかなあ。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


photo by teth+